ポアロで会いましょう【安室透】 (ページ5)

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ポアロの彼4 ページ5

その次の日も、そのまた次の日も蘭さんと園子さん、そしてAさんはポアロに来て、蘭さんと園子さんは１杯紅茶を飲んで女子トークというものをして帰っていった。

Aさんの方は、静かにコーヒーを飲むだけ。

やはり働いてる分、そのトーク内容も聞こえてしまって。

「蘭、新一とは最近どうなのよ？」
「変わんないわよ！」

いつものように頬を染めながら言う蘭さん。

「てか、私たちがポアロにきた時いつもいるよね、あそこの席の…」
「あぁ、あの美人さん？確かにいつも居るね。安室さん目当てかな？」
「園子じゃないんだから…」

園子さんは口に手をかざしてコソコソ話をしてるつもりだろうけど、丸聞こえだ。

Aside

女子高生さんたち、私のこと話してるけど…丸聞こえだ。残念ながらボブの子と同じ、安室さん目当てなんだよなぁ…。

「さ、そろそろ帰りますか〜」
女子高生たちが帰る支度をする。

「じゃーねー、蘭」

髪の長い子はどうやらポアロの上に住んでるようだ。

ボブの子も帰って行った。

私もポアロから出る。
『今日もご馳走様でした』と言葉を残して。

ポアロから帰っていると後ろに人影が見えた…気がした。

ん？

振り向いてみる。

でも、誰もいない。
うーん、嫌、気のせいかな？誰かにつけられてるような…
首を傾げながら考える。