ポアロで会いましょう【安室透】 (ページ40)

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砂糖に秘めた悲しい事件4 ページ40

「署まで同行を願います」
と、高木刑事は和田さんを連れて行った。

その後私たちも警部さんに事情聴取され、この時間の一件は終わった。

「なんか…カフェどころじゃなくなっちゃったね」
と蘭ちゃん。

「ほんま、怖かったなぁ」

「それなら！ポアロでお茶、いかがです？新作ケーキをまたリニューアルしましたし」
と安室さん。

「えぇ〜！？リニューアル！？」
と目を輝かせる園子ちゃん。

「いいよね？Aさん」
こっそり蘭ちゃんに聞かれた。

なんか、安室さん普通だし
このまま、また普通の常連客に戻れるかな。なんて思って二つ返事でOKした。

「じゃあ、俺はくど…コココ、コナン君と電車で帰るさかい、和葉らはこの色黒兄ちゃんに送ってもらいや」

「で、でもコナン君」
心配そうな蘭ちゃん。

「平次兄ちゃんと一緒なら大丈夫だよ」

服部君はコナン君を連れてほな！って駅の方へ向かって行った。

「じゃ、いきましょうか」
安室さんは助手席に私、後ろに蘭ちゃん園子ちゃん、そして和葉ちゃんを乗せてポアロに向かった。