砂糖に秘めた悲しい事件2 ページ38
「1人の女性は、「和田徹子さん」32歳。
亡くなった「
もう1人は「黒柳アキ子さん」31歳。
こちらも同じく高校からの友人だそうで、3人で集まるとだいたいカフェに行くことが多いらしい」
目暮警部が皆に聞こえるように話す。
「
和田さんは答える。
続いて黒柳さんも、
「そうね。あの子のせいで私は当時の彼と別れて結婚を逃したわ」
「ほう、と言うことはお二方どちらも殺害の動機はあったわけですね」
「だ、だからと言って手にかけるなんて。そんなことしないわ…」
俺と安室さんと服部は3人が座っていたテーブルを見た。
「これは…」
「せやな、これはもうこいつが犯人ゆうとるよーなもんやで」
「…ですね。」
「え!?もう犯人わかったん!?」
と和葉姉ちゃん。
Aside
まさかカフェで人が毒薬されるなんて。
和葉ちゃんが服部君に連絡したら、コナン君と…まさか、安室さんもきた。
たまたまポアロに居たんだって。
…今は会いたくなかったなぁ。
警部さんと刑事さんが現場検証してる中、私たち4人はカフェの隅で立ちすくむことしかできなかった。
ふと、安室さんと目が合って、安室さんがこちらに歩いてきた。
『あ、安室さん…』
「Aさん、怪我は?」
『いや、どこも…ないです』
「よかった。無事で。蘭さんも園子さんも、探偵くんの彼女もね」
そう言ってまた現場の方へ戻って行った。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時