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大阪からの来客3 ページ36

Aside


杯戸駅で降りて、ショッピングモールの中のカフェに着いた私たち。
それぞれ飲み物とケーキを注文して、届くのを待っていた。


右隣にはタバコを吸ってる男性が1人。
左隣には私たちのような3人組の女性がいて。

後ろの席にはカップルが座っていた。


「それにしても、Aさん、告るとかやるやん!」

『や、やめてよ和葉ちゃん!でも良い返事はもらえてないんだ…』
「そんなんわからへんやん!すぐ逃げてもうたんやろ?」







「キャーー!!!!」



私たちが話してると、叫び声とともに左隣に座っていた女性の中の1人が苦しみながら椅子ごと倒れた。




『…っ』
「き、きゃあぁ!!!」

蘭ちゃんも園子ちゃん、和葉ちゃんも同じように叫ぶ。

店内は大パニックになった。




「へ、平次に連絡する…」

店員さんが倒れた女性に大丈夫ですか?と手をかけようとしたところを蘭ちゃんが「触らない方が良いです!警察と救急車をお願いします」と言っていた。












コナンside





「ん、服部、お前スマホ鳴ってるぞ」

「あん?和葉からやわ。

…なんや
「平次!!!」


服部が電話を取った途端、俺にもわかるくらいの声量で和葉姉ちゃんの声が聞こえてきた。


「な、なんやでっかい声出して」


「平次、今な、蘭ちゃんらとカフェおんねんけど、横で女の人が苦しみだして倒れてん」
「何!?」

服部の形相が変わった。
「どうした!?服部」

「今カフェで隣に座ってた女の人が倒れたらしいわ」
「行くぞ服部!」
俺たちは飲みかけのものをそのままに上着を手に取った。


「おぅ、…あの弟子は行かんでええんか?」

「安室さん!今杯戸ショッピングモールのカフェで女の人が苦しんで倒れたらしい。事件かもしれない!」

「何だって!?」

「…しかも、現場にはAお姉さんもいるらしいよ」


「っ、…梓さん、マスターにもう今日は上がるからバイト代はいらないと伝えておいてください」

安室さんもおもむろにエプロンを取った。



「コナン君たち、僕の車に乗って!」

「わかった!急いで!」



ブォン…


「言われなくとも。」



俺たちも現場へ向かった。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時

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