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本当のこと4 ページ33

Aside






…言っちゃった。


言っちゃった言っちゃった。


言っちゃった〜…




安室さん、何も言わなかったしもうダメだ…





私の恋、終わった。







その日は考え込んでしまって寝られなかった。










次の日。



ポアロに向かおうとしたけれど行けなくて引き返した。

その道中で、蘭ちゃんと園子ちゃんに出会った。

「Aさんおはよう…って、何そのクマ!!」

蘭ちゃんが私の目の下を見て声を上げた。


「やだほんと、昨日…あれから何かあったんですか?」
園子ちゃんも後から来て心配そうに言った。




『それが…』




「えぇ?!」
「安室さんに告ったぁ!?!」

『ちょっ!?、っしー!!!』

あまりに2人が大声で言うから思わず人差し指を差し出した。



「そ、それで…?」
2人が固唾を飲む。


『…言ってすぐに逃げちゃった』

「え!?返事聞いてないんですか!?」



私はこくん、と頷く。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時

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