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本当のこと2 ページ31
安室side
人は嘘をついた時、右上に目線を向ける。
Aさんは、"違います"
そう言いながら右上に目線を送った。
「…本当のことを言ってください」
するとAさんは消えそうな声で、ぽつりぽつり話し始めた。
『安室さん…。私、…ただのポアロの安室さんのファンじゃ、もうダメなんです。ただのポアロの常連客じゃ、もうダメなんです…
私は、安室さんが…好きです』
僕は目を見開いた。
『…っ、今日は楽しかったです。送ってもらってありがとうございました』
それだけ言うとAさんは僕の車を降りて走って帰って行った。
幸い、教えてもらった家の住所まで徒歩数分のところまで帰っていてよかった
額に手を当て、少し考えた＿＿＿＿
数分後、車を出して自宅へ帰った。
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作者名：つくね | 作成日時：2023年6月14日 20時
