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急なデート4 ページ27

アクセサリーショップに到着した私たち。

周りを見ると、男性はショップの目の前のベンチで座ってる人がいたり、ラブラブで一緒にアクセサリーを選んでる人もいたり。


…安室さんは彼氏じゃないから全然ベンチで座ってもらってていいんだけどな。



「…?入らないんですか?」


入る気満々!!!!!!



『は、入ります…』



といって、スタスタ入ってく安室さんの背中についていく。


「どんなのが好みですか?」

そうだなぁ、


『あ、ほらこれとか…!私シンプルなのがすごい好きなんですよね』

そう言って指差したのは一粒の小さなダイアモンドが光るネックレス。



「たしかに、Aさんにぴったりですね」

私と一緒に少しかがんで、同じ目線になって言う安室さん。





うっ……わぁ…。

私今めちゃくちゃ幸せかも。


好きな人にどんなのが好み?って聞かれて。これって言ったらぴったりだって。


『安室さんの彼女になる人は、幸せですね…』


「…え?」


っ、やば、声に出てた。

『あ、いや!!!なんでもないです!行きましょう!』



「買わないんですか?」

『さ、最近金欠で…』

あなたのいるポアロに通い過ぎて!!!




『行きましょう!』

そう言ってアクセサリーショップを出た。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時

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