ポアロで会いましょう【安室透】 (ページ24)

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急なデート1 (ゼロの日常ネタバレあり⚠︎) ページ24

今日は公安の仕事。

風見と行動する予定だ

"降谷さん、こちら対象発見しました"
「わかった。ぬかるなよ」

僕も風見のいる方へ向かう。

"はい、尾行します"

しかし昨日のコナン君の質問はなんだ。
Aさんのことか？

でもなぜコナン君が知っている？

蘭さんから聞いたのか…。

Aさんは沖矢昴ともう…
"降谷さん、どこにいらっしゃいますか？！"

考え込んでいると風見から連絡が入った。

「なんだ」
"対象見失いました…"

犯罪調査において個人を判別する方法は様々ある…
指紋、声紋、DNA…

中でも最も簡易かつ明快なものは"顔"であり、顔に並び個人特定に大きく関わるものは"歩容"

…つまり歩き方である。
歩き方には自覚する以上に様々な特徴があらわれる…

「見つけたぞ。対象は米花デパート。屋上へ続く階段付近だ。急行しろ」

そして僕は対象の歩き方で捕まえることができた。

"対象確保！すぐ運び出せ"

風見とその他部下が対象に回り、僕の仕事は終了した。

その後米花デパートを歩いていたところ、蘭さん、園子さん、Aさんに出会った。
もうそんな仲良くなったのか。

「げっ、安室さん…」
今園子さん僕を見てげって言ったな…

「安室さん、こんなところでスーツで…何してたんですか？」
蘭さんも問う。

Aさんは僕と目が合って少し会釈したが、その後僕の方を見向きもしない。

「今日は探偵の仕事がありまして。依頼人とこのデパートの飲食店で会う約束をしてたんです。今終わりましたけどね」

「園子…」
「うんっ…」

何やらコソコソするお二方。

「あー！！しまった、用事忘れてたー！」
「やばいよ蘭！帰らないと！」

『え？えぇ！？そんなのあっ…もが』
咄嗟に園子さんがAさんの口を押さえる。

「じゃあね、安室さん、Aさんをよろしく！」

『ちょ、ちょっと…』

Aside

蘭ちゃんは私にウインクして園子ちゃんと走っていっちゃった。
大人をからかっちゃって、もうっ！