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ポアロの彼2 ページ3

園子と蘭はポアロまでたどり着いた。




カランカラン







「いらっしゃいませー!あ、蘭ちゃんに園子ちゃん!」

ポアロに入ると梓さんが出迎えてくれた。


「こんにちは」
「梓さんこんにちは」

「あ、もしかして安室さん?」


園子が店内キョロキョロしてたからか聞かれてしまった。



「あ、いや」

「いるいる、安室さーん!」


中にいるであろう安室さんを呼ぶ梓さん。
蘭も「ち、ちょっと梓さん!!」と慌てて呼び止めるも
ん?と言いながらケーキを作っていたのか、クリームの絞り袋を持って出てきた安室さん。

…やっぱりイケメンよね。と園子。

安室さんは笑顔でいらっしゃい!蘭さん、園子さん、と言った。





Aside



そんな女子高生と安室さんの会話を横で聞いてる私。
古屋(ふるや)A。


「安室さん、それケーキ?」

「あぁ、そうだよ。新作なんだけど食べてみるかい?」

えー!?いいんですかー?って髪の長い子が言う。

「やっばい、新作とか本当嬉しい。」とボブの子と言ってる。


安室さんは私の方にも来て「Aさんもいかがですか?」と聞いてくれた。

じゃあ、お願いします。とケーキを頼んだ。




そのまま安室さんは女子高生席と私の席に飲み物と先程作ったであろう新作ケーキを置いた。

「さぁ召し上がれ」

「美味しそ〜!!」
「いただきまーすっ!」


わ!美味しい!!
「甘すぎず食べやすいですね、このクリーム!」

髪の長い子がいうと、これはヨーグルトを混ぜてるからなんて言ってた。

「うん、本当に美味しい!このスポンジケーキもふわっふわ!!」

「卵をいつもより多く作ってるからね。」


私もパクっと一口食べると、どこのケーキ屋さんのケーキよりも美味しかった。


イケメンでお料理も上手で、完璧だ…
無意識にじっと安室さんを見てしまっていた。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時

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