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すれ違い5 ページ20

僕は急いでAさんが来る方に車で向かった。


だいたいいつも16時頃にポアロに来てたからこの辺に来るのは15時過ぎだろう。

時計を見ると15:18

もう帰ってしまったか、とふと信号を見ると白昼堂々と抱き合って?いる男女が居たので思わず見てしまった。



それが沖矢昴とAさんだと言うことに気付くには時間はかからなかった。



「…っ、やっぱり沖矢昴と…」




僕はそのまま自宅へ帰った。














Aside




『ありがとうございます。もう大丈夫です』

「そうですか。それはよかった」

だいぶ泣いて、落ち着いた。
昴さんは私の頬に流れた涙を親指で優しく拭ってくれた。



「もし何かあれば私を呼んでください、いつでも」


そう言ってメモに書いた電話番号を教えてもらった。







昴さん、




優しいなぁ。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時

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