スマホの中身1 ページ15
それからポアロに顔を出すも、安室さんのお休みは続いてなかなか会えずにいた。
あれから1週間ほど経ち、
蘭side
「今日こそポアロに行きましょう!!」
な、なんだか園子がメラメラ燃え上がってない?
「なんでそんな園子が張り切ってんのよ」
これ見てよこれ!
ってスマホの画面を見せてくれた。
「ちょっと、何?盗撮?」
そこには、沖矢さんとAさんが楽しそうに笑って歩いてる姿。しかも沖矢さん、さりげなくAさんの腰に手を回してた
「で、これどうするの?安室さんに見せて」
「安室さんがこの写真をみて、妬きもちやいてAさんとうまくいけばなぁ〜ってね!だってAさん、自分では安室さんのこと何とも思ってないって言ってる割にずっと安室さん見てるんだもん」
って言ってるうちにポアロに到着した。
「園子、やっぱりやめときなって」
「えーだってさぁ」
店内を見るともうAさんはきていた。
「うん、じゃ安室さんにはこの写真絶対見せないってことで…」
園子がスマホをポケットにしまおうとした時———
「僕に何の写真をですって?」
「っわぁ!!?」
突然、後ろからの声に咄嗟にスマホを手から滑らせた。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時