大作戦4 ページ14
コナン君達はゲームのダウンロードが完了したみたいで、博士の家にみんなで行ってしまった。
「夕飯までには帰るのよー!」
と蘭ちゃんが少し大きめの声で伝える。
『?あのコナン君って子とは一緒に住んでるんですか?』
「あ、そうなんです。訳あって」
「さてと。安室さんもいないことだし私らも帰ろっか」と園子ちゃん
私たちもその場を後にした。
『じゃあね蘭ちゃん』
私たちが見えなくなるまで手を振ってくれた蘭ちゃん。
世間話しながら園子ちゃんと歩いて…
分かれ道。
昨日あんな事があったから少し怖い。
でもさすがに2日連続でそんな通り魔はいないだろう。
「じゃ、気をつけてね、Aさん」
『園子ちゃんもね…って、あ!』
何よ?と言ってる園子ちゃんの後ろから見覚えのある人が歩いてきた。
「昴さんじゃない!」
「おや、また会いましたね」
沖矢昴さんだった。
「ちょうどよかった!昴さん、送ってやってよ!」
「…たしか、お名前は古屋さん、でしたか」
片目を少し見開いて神妙な面持ちで答える昴さん。
『園子ちゃん!いいです、1人で帰れますので…』
そう言ってその場を離れようとした。
「いえ、いいですよ。この後は予定などないので」
え〜…園子ちゃん〜…… 汗
私は沖矢さんに行きましょう、と言われ半ば強引に一緒に帰ることになってしまった。
後ろで園子ちゃんがこんなこと言ってたなんて、知る由もなかった。
「うっひっひ、これを写真に収めて…と。」
パシャ
「あとは明日安室さんに見せるだけ〜んと」
園子ちゃんは何やらご機嫌で帰っていった。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時