長い一週間の話／ギャラクティックナイト：�� ページ48
そして夜になりました。
現時点では特に問題などは起こってはない。
あの会議で私が提案したのは、ギャラクティックナイトはとりあえず私の家に。
でも問題行動を起こしても大丈夫なように、元々こちらに遊びに来るのが目的だったカービィに様子を見てもらう、という至極単純なものだ。
結局放置すんのかいとか、ずっと監視させるのかとか、色々と穴だらけな案ではある。
あの場を乗り切るには何か案を出さなきゃいけなかったから仕方ないの。
……仕方ないの！
「じゃあそろそろ……ご飯にしますか」
「ごはん！？」
カービィはすぐさま反応してその場で跳ねる。
ちなみに彼とは言葉が通じている訳ではない。
日中何度か私かメタナイトさんが話しかけてみたのだが、彼は首をかしげて何も言葉を返せないようだった。
考えてみれば昔の人なんだから言語も違うことを考慮しておくべきだった。
言語も分からない、時代も自分のいた時代じゃない。
そんな世界に招いてしまったのだ。
だったらせめて料理で不安を和らげようとした次第である。
言葉も地域も違うけど、美味しいという気持ちは同じだろうから。
……ってカービィが言ってた。
ぼーっとしていたギャラクティックナイトが私の声に顔をあげた。
途中で食パンを手にして寄ってきているのは、お昼ご飯がサンドイッチだったからか……手伝おうとしてくれているのか。
その姿に思わず笑い声を漏らした。
「ありがたいですけど、食パンは使いません。今日の夕食はカレーです」
「やった！」
ギャラクティックナイトは目を瞬かせたが、カービィが喜んでいる様子を見て期待を募らせているようだ。
カレーを二回も出すほど好きな割に作るところはカットである。
どこぞの話ではマシュマロやお刺身をぶっ込む輩もいたようだが、ここではそんなことは起こらなかった。
安心安全。
「ね、ね、ぼくのは？ まだ？」
「ま、まだ待って！」
私とギャラクティックナイトの分をよそい、そしてお鍋に残った分をカービィのにした。
大きめの鍋を使ってよかった。
ギャラクティックナイトの前にカレーを出すと、本日三度目の瞬きをする。
(ちなみに二度目は昼食のサンドイッチの時で全く同じ反応を示していた)
じっとカレーを凝視していた彼だが、私とカービィが食べる姿を見てスプーンで掬って食べ始めた。
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東方&カービィラブ - 初めまして。全て読ませていただきましたが、どのお話もとても素敵でした！更新頑張ってください！これからも応援させていただきます！ (2018年8月28日 17時) (
レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - おとうふさん» ありがとうございます！これからも思いついたままに書いていくので、どうかお付き合いください。 (2018年8月5日 22時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふ - コメント失礼します！この小説を一通り読みました。それぞれのキャラクターを原作通りに表現できていて読んでてとても面白かったです！これからの更新楽しみにしてます！！ (2018年8月5日 19時) (レス) id: 656bcd2590 (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - さうざん(菜っ葉)さん» ありがとうございます！大分自分の解釈や妄想も入っていますが、そう感じていただけていると安心しました。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - いきなりのコメント失礼します。作者様のお話を全て読ませていただきました。どれも原作通りのキャラクターで、文章がとても細かく表現されていて、読みやすかったです。これからも更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月29日 18時) (レス) id: 883b22f60a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆打 | 作成日時：2018年7月9日 23時
