長い一週間の話／ギャラクティックナイト：�� ページ45
家の扉をノックする音で目が覚めた。
寝ぼけ眼をこすちながら扉を開けると、メタナイトさんが立っていた。
「あれ、メタナイトさんじゃないですか」
ポップスターにいるメタナイトさんは、たまにハルカンドラに来る。
でも今までこんな早朝に来ることなんてなかった。
急になんだろう？
「早くにすまないな」
「A、やっほー！ ぼくもいるよ！」
「あれ？ カービィも？」
メタナイトさん曰く、ハルバードでこちらに向かっていたら勝手に着いてきて、「ハルカンドラ行くならAのとこに遊びに行こうよ！」と言い出したらしい。
昨日の夜にはここに着いたのだが、カービィがすぐにでも私のところへ遊びに行く勢いであったため必死に引き留め、「夜に行っても迷惑となる」と諭した。
そうしたらカービィは「じゃあ夜はやめるー！」と返し、なんとか収まった……ように思えた。
夜がダメなら朝とばかりに、起きた途端に「遊びに行こう」と騒ぎ出した。
「聞きたいことがあったから丁度良いと言えばそうなんだが……」
「え、聞きたいことですか？」
「うむ。昨晩この家の周囲でとある人物を見かけた」
とある人物？ 家の周りに？
視線で続きを促す。
「十字の切れ込みが入った仮面を着けた戦士に遭遇しなかったか？」
「何ですかそれ。しいたけみたいですね。そんな人会って……」
「十字の仮面」にひっかかりを覚えた。
昨日現れた人の姿が思い起こされる。
「……会いました」
「本当か！？」
うん、そんな仮面つけてる。
ちょうどメタナイトさんの後ろあたりに見える人が同じ格好をしていた。
……あ、同じ格好どころか本人だね！？
「あの、というか、今も会ってます。メタナイトさんの後ろに……」
「！」
メタナイトさんは携えていた剣を抜きつつ振り返った。
目の前に佇む例のあの人は、仮面の十字の隙間から赤い目を覗かせている。
息の詰まるような雰囲気に呑まれそうになるが、ぐっと堪えた。
「彼は……大昔に封印されていた銀河最強の戦士、ギャラクティックナイトだ」
「あー、昨日見たヤツだね」
「えぇ！？ ってことは、こ、この人が家の周りにいたんですか！？」
「その凶暴さ故に封じられていたのだが……なぜ……？」
ちらりと問い詰めるような目線で私の方を見る。
そんな風に見られても心当たりなんて……あ。
心当たり、あった。
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東方&カービィラブ - 初めまして。全て読ませていただきましたが、どのお話もとても素敵でした！更新頑張ってください！これからも応援させていただきます！ (2018年8月28日 17時) (
レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - おとうふさん» ありがとうございます！これからも思いついたままに書いていくので、どうかお付き合いください。 (2018年8月5日 22時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふ - コメント失礼します！この小説を一通り読みました。それぞれのキャラクターを原作通りに表現できていて読んでてとても面白かったです！これからの更新楽しみにしてます！！ (2018年8月5日 19時) (レス) id: 656bcd2590 (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - さうざん(菜っ葉)さん» ありがとうございます！大分自分の解釈や妄想も入っていますが、そう感じていただけていると安心しました。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - いきなりのコメント失礼します。作者様のお話を全て読ませていただきました。どれも原作通りのキャラクターで、文章がとても細かく表現されていて、読みやすかったです。これからも更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月29日 18時) (レス) id: 883b22f60a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆打 | 作成日時：2018年7月9日 23時
