長い一週間の話／ギャラクティックナイト：�� ページ44
ハルカンドラの火山にある、とある遺跡。
欲しい物があって発掘していた合間に、ただ空中に開いた大きな星形の穴を眺めていただけなのに。
いきなり穴の中から目の前に出現したその人は、ただじっと私を睨んでいる。
何も持っていないようだが、武器がなくとも魔法などで攻撃できる人はいることを思い出して固唾を呑んだ。
私が何をしたんでしょうか。
……その状態で数十分間固まってしばらくすると、彼はそっと私から目を逸らした。
普通に(と言っても変だが)睨まれていただけなのに、緊張の糸が切れたようにぺたんとその場に崩れ落ちる。
それだけ彼の眼光には威圧感があった。
妙な緊迫感を覚えつつ、使っていた道具や発掘した物を鞄の中に入れた。
荷物の片付けをしてる中でもじっと見てくる。
全ての物を入れ終えた鞄を背負って帰り道を歩き始めた。
そしたら背後からガシャガシャと鉄靴の音がする！
(な、なんでついてくるの！？)
後ろをそーっと振り返ってみると、私から数歩後ろのところで戦士が立ち止まった。
「……」
「……」
お互い無言で見つめ合うも、そこには甘い雰囲気などない。
確かグリゾーに遭遇した場合の対処法としては、最初は目を合わせたままゆっくり下がっていくんだっけか。
徐々に、後ずさって……
……ある程度距離が開けた！
走っちゃおう！
背中を向けて猛ダッシュで逃げ出した。
どうか、後ろから魔法とかで攻撃されませんように！
必死に祈りながら駆ける。
しかし懸念していたことは起こらず、無事家へ辿り着くことができた。
家に入ってすぐ扉を勢いよく閉め、バクバクとうるさい心臓を落ち着けて布団に入って寝た。
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東方&カービィラブ - 初めまして。全て読ませていただきましたが、どのお話もとても素敵でした！更新頑張ってください！これからも応援させていただきます！ (2018年8月28日 17時) (
レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - おとうふさん» ありがとうございます！これからも思いついたままに書いていくので、どうかお付き合いください。 (2018年8月5日 22時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふ - コメント失礼します！この小説を一通り読みました。それぞれのキャラクターを原作通りに表現できていて読んでてとても面白かったです！これからの更新楽しみにしてます！！ (2018年8月5日 19時) (レス) id: 656bcd2590 (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - さうざん(菜っ葉)さん» ありがとうございます！大分自分の解釈や妄想も入っていますが、そう感じていただけていると安心しました。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - いきなりのコメント失礼します。作者様のお話を全て読ませていただきました。どれも原作通りのキャラクターで、文章がとても細かく表現されていて、読みやすかったです。これからも更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月29日 18時) (レス) id: 883b22f60a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆打 | 作成日時：2018年7月9日 23時
