大分ご都合主義な話／マホロア：�� ページ42
アイツを探して何千里とまではいかないけど、しばらく捜し歩いたんじゃなかろうか。
木々の立ち並ぶ森の中、踏み固められた道を歩く……けど、やたらと熱い。
森の中なのに熱い！
どういうことだと太陽を睨もうとすると、太陽より先にあるものが目に映った。
「……スフィアローパー！？ なんでこんなところに！」
体色が赤いから炎の能力を持つ種類のようだ。
この熱気はコイツの仕業か。
向こうも私に気づいたようで、数発火球を放ってくる。
「うわ！？」
避けようとしたもののうまく足が動かずもつれ、その場に転んでしまった。
笑い声ともとれるような鳴き声を放ち、好機とばかりに炎を纏って突進してくるのが見える！
疲れで足が動かず避けられそうにない。
襲い来るであろう衝撃に備えてぎゅっと目を瞑った。
が、いつまで経っても衝撃は来ない。
そっと目を開けてみると、真っ黒なローブを身につけた人物がスフィアローパーに何発か魔力球を打ち込んで追い払っていた景色が目に飛び込む。
たまらずスフィアローパーは異空間への道を開けて逃げ出した。
それを見届けて助かった、と息を吐く。
でも……誰？
訝しんでいると助けてくれたその人が振り返った。
耳でもあるようにフードが左右にぴょこん、と側面が広がって、顔らしき部分には縦長の金色に光っているものが二つ。
ハァ、と吐かれた溜め息には聞き覚えがあった。
どこか機械的な高い声。
まさか、いやだって……
「コウすればワカル？」
焦れったそうに被っていたフードを取る。
「……え！ あ、ええ！？」
「ナンダ、ウルサイのは変わってナイんダネェ」
呆れたように両手を広げるマホロアの姿があった。
信じられない。
だってスーッと消えていっちゃったのを見たんだ。
この森にはマホロアを捜しに来たのが目的だったけど、それだって勘のようなものだ。
私の幻覚？ それとも幽霊？
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東方&カービィラブ - 初めまして。全て読ませていただきましたが、どのお話もとても素敵でした！更新頑張ってください！これからも応援させていただきます！ (2018年8月28日 17時) (
レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - おとうふさん» ありがとうございます！これからも思いついたままに書いていくので、どうかお付き合いください。 (2018年8月5日 22時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふ - コメント失礼します！この小説を一通り読みました。それぞれのキャラクターを原作通りに表現できていて読んでてとても面白かったです！これからの更新楽しみにしてます！！ (2018年8月5日 19時) (レス) id: 656bcd2590 (このIDを非表示/違反報告)
豆打(プロフ) - さうざん(菜っ葉)さん» ありがとうございます！大分自分の解釈や妄想も入っていますが、そう感じていただけていると安心しました。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: b19a68a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - いきなりのコメント失礼します。作者様のお話を全て読ませていただきました。どれも原作通りのキャラクターで、文章がとても細かく表現されていて、読みやすかったです。これからも更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月29日 18時) (レス) id: 883b22f60a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆打 | 作成日時：2018年7月9日 23時
