久しぶり ページ5
バラエティ番組はなんとか終了。
受け答えにビクビクしてたけど、
芸人さんや向井さんが助けてくれた。
…芸人さんと同じように助けられる向井さんすごいな。
共演者に挨拶回りをして楽屋に戻る。
今日の仕事はこれで終わりー！
ソファにぐでーっと体を預けて背伸びをする。
はあ、疲れた。
でもすごく楽しいなバラエティって。
扉がトントンとなった。
誰だ？挨拶してなかった人いたっけ？
ドアを開けると宮舘くんがいた。
「え、どうしたの？…ですか？」
おっとっと、危ない危ない。
同級生ではなく、知らない人設定だった…。
焦って言葉を変えた私を見て宮舘くんがハハハ！と笑う。
「久しぶりだね、柿崎さん」
「え！覚えてたの？…ですか？」
「ハハハ！大丈夫だよ、さっきはごめんね、知らないフリして」
「なんだ！覚えてたんだ！」
「いや、康二にバレたらしつこく聞かれるかなあと思ってさ」
「ああー…初めましてだけど、想像できちゃう」
「ハハ！」
優雅に笑うなあ〜
でも無邪気な笑顔でギャップを感じる。
「この前翔太に会ったんだって？」
「ああ〜、うん。たまたまメイクルームで」
「翔太嬉しそうに話してくれたよ」
「え？」
え？渡辺くんが？
「俺らメンバーに柿崎さんと同級生だったこと言ってないからさ、多分言えるのが俺だけだったんだと思う」
「ああ…なるほど」
「あと、この前のも喜んでた」
「この前？」
「友達へのメッセージ」
「ああ！」
うわー！やっぱり分かってたのか！
顔が赤くなってくるのがわかる。
「あ、あれね！タイミング狙ったとかじゃないよ？！」
「ハハ！」
「放送する日もSnowManが出ることも知らなかったからね！」
「はいはい」
クククと笑ってる宮舘くん。
絶対面白がって遊んでるなー。くそう。
「まあ、でも本音だし…。あの後コメントで応援しますって言ってくれたの嬉しかった」
「そっか」
「って言っといて！」
「ハハ！承知しました」
執事みたいに言うから私もおかしくなってきて、2人で笑い合う。
廊下から舘さんどこー！？と向井くんの声が聞こえてきた。
「あ、じゃあそろそろ行くね」
「うん。ありがとう。これからも頑張ってね」
「柿崎さんも。ドラマ観るね」
「あ、ありがとう」
宮舘くんは右手を上げて、じゃ、とスマートに
楽屋を出て行った。
しばらくすると
んもー！舘さんどこ行ってたん！
と向井さんの声が楽屋の中でも聞こえてきた。
元気だなあ。
…仲良いなあ。
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おでん(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます。そう言っていただき嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年3月4日 7時) (
レス) id: 0eda0cdbe1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - おでんはんはじめまして！このお話本当に大好きです！今までにないテイストで今後も更新楽しみにしてます(^^) (2021年3月2日 20時) (レス) id: 7b49f138be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おでん | 作成日時：2021年2月20日 21時
