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あの日の裏側 ページ30

また落ち着いた頃に、マネージャーがチーフマネージャーに連絡をし、ことの経緯を説明。
渡辺くんたちのことは伏せてた。

マネージャーも初犯だし、誰か特定は出来ないから、
HPでの注意喚起のみになるかもとのこと。
今後もしまた同じようなことがあって、住所特定されたら引越しは覚悟しておいて、と言われた。
まあ、もう少しで契約更新だし。
良いタイミングではあるかもしれない。
そして1人行動はしばらく避けるように言われた。

マネージャーが家に泊まろうか?と言ってくれたけど、それは断った。
マネージャー、もう少しで結婚するだよね…。
式の準備やら大変なのに、迷惑をかけてしまった。

マネージャーが帰る時に、
あ、同窓会ってもしかして彼がいるから行きたいの?
とニヤニヤして聞いてきた。
違うし!と速攻否定したけど、ニヤニヤ攻撃続けてくる。
まあ、そういうことなら調節してみる!と言って帰った。
…本当に優しい。だから応えたいと思う。

お風呂入る時と寝る前にすこしだけ怖くなった。
ベッドの中で渡辺くんを思い出して、LINEを打つ。

『今日はありがとう。そしてご迷惑をおかけしました。向井さんと深澤さんにも今度直接お礼させて下さい。』

固い文章だけど仕方がない。
そのまま送信して返信を待たずに眠りについた。


連休も明けて、ラフツボ撮影日になる。
あの日から向井さんと初めて会う。
向井さんの楽屋へ向かう。

「お、柿崎さんやん」
「あの、この前はありがとうございました」
「そやった!大丈夫でしたか?あのあと」
「…はい。渡辺くんに送ってもらって、その日以降は特に何もなく過ごせてます」
「はあー!良かった〜!」

向井さんが胸に手を立ててホーッ!と息を吐いた。

「あの時、向井さんと深澤さんが男性を引き留めてくれて、助かりました」
「ああ、あれな!あの日突然しょっぴーが柿崎さんがいる!とか言い出して、俺らでそんなわけ無いやろ〜!言うてたのにほんまにいて驚きました」
「ふふふ、すごい偶然ですよね」
「ホンマに!ほんで、少ししたらしょっぴーがあの男危ないかも、とか言い出した瞬間走り出して」
「…え?」
「俺らも慌てて追ったら、柿崎さんに触ろうとしてる!アイツ止めて!その間に柿崎さん違うところに連れてくから!とか言うてて」
「…渡辺くんが」
「はい。あんなしょっぴー初めて見た。めっちゃかっこよかって!」

また好きが増えてく。

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おでん(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます。そう言っていただき嬉しいです!ありがとうございます! (2021年3月4日 7時) (レス) id: 0eda0cdbe1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - おでんはんはじめまして!このお話本当に大好きです!今までにないテイストで今後も更新楽しみにしてます(^^) (2021年3月2日 20時) (レス) id: 7b49f138be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おでん | 作成日時:2021年2月20日 21時

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