検索窓
今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:100,728 hit

買い物とファン? ページ22

結構話してしまった。30分くらい?
いや、そんなに長くはないか。
メンバーの話をしてたり、
これから何するのー?明日はー?とか話してた。
これからメンバーの方2人と会うらしい。
そのうち1人は向井さんだとか。
やっぱり仲良いなあ。
そしてどうやら渡辺くんも今日から3連休らしい。

LINEのトーク画面に通話履歴が残る。
胸の真ん中で光っている淡い気持ちを
他の複雑な思いでそっと包み込む。


次の日。
今日はお昼過ぎから化粧品と服を買いにショッピングへ行くことにした。
マネージャーを誘ったけど、仕事らしい。
あまり変装みたいなことをしたくないけど、
一応マスクと帽子は被ろうかな。

やばい…服迷いすぎた。
すっかり夕方だ。

そろそろ帰ろう…。
お店を出て少ししたら高校生くらいの子たちに
Aちゃんですか?と話しかけられた。
そうです、と答えると、
ファンです!
ラフツボとゼロイチとのギャップにやられました!
とか言ってくれて素直に嬉しくなる。
握手をしていたら周りにいた人も話しかけてきた。
まだ少ないけど、これ以上対応してたらやばいかもしれない。
そろそろ引き上げよう。

最後に黒リュックを背負った男性と
握手をすると親指でわたしの手の甲をスリスリと撫でてきた。
おっと、ちょっとこれは。
お礼を言い、手を離そうとすると、ギュッと力を強めて、「好きです、こんなところで会えるなんて…」と言われた。
これはファンとしてなのか、それとも…。
いや、深く考えるのはやめよ。
またお礼を言ってなんとか別れる。

帰りも電車で帰ろう。
駅に向かってる途中で違和感に気付く。
なんか視線を感じる?人通りも多いし、気のせいかな?
周りを見渡してみる。
すると、さっき最後に握手した男性が少し後ろにいた。

え…付けられてる?まさか。でも…。
いやいや!まさかね!
そう思い込んだ瞬間、目があった。
するとその男性はニヤッと笑った。
…狂気を感じる。付けられてる!

怖いよ。どうしよう。
一応マネージャーに電話をかけながら歩いてみる。
…出ない!
そうだ、仕事だった…。

恐怖心と焦りで足取りが早くなる。
…電車は辞めた方がいいか。
最寄りがバレる。タクシーで帰ろう。
でもなんで!こんな時に限ってタクシーが通らないの!
低めだけどヒール履いて来たの失敗した。足が痛い。

やっとタクシー乗り場を見つけて一直線に駆け出す。
タクシーまであと少しという時に「Aちゃあん…!」と男性がわたしの腕を掴もうとする。

関西弁の救世主たち→←文字と声



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (110 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
312人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太 , 向井康二
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おでん(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます。そう言っていただき嬉しいです!ありがとうございます! (2021年3月4日 7時) (レス) id: 0eda0cdbe1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - おでんはんはじめまして!このお話本当に大好きです!今までにないテイストで今後も更新楽しみにしてます(^^) (2021年3月2日 20時) (レス) id: 7b49f138be (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おでん | 作成日時:2021年2月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。