可愛い子キャラ ページ17
柿崎さんキレ芸良かったよー！
向井くんもツッコミ良かった！
渡辺くんビビり方最高だったよ！
などスタッフさんたちが褒めてくれる。
「しょっぴーに関してはあれほんまのビビりですからね」
「お前に言われたくない！」
なんでやー！とか言って笑いが起きてる。
それにしてもさっきの言葉遣いは
ブランディング的にも大丈夫かな
まあ台本通りだしマネージャーが承諾してるから良いのか。
「でもおれ柿崎さんにホンマにビビった」
「え！なんでですか！」
「だって普段絶対あんな言い方しないじゃないですか」
「まあ…」
「やから意外な一面やなー！って」
「やりながら大丈夫かな、と思いましたけどね！」
「大丈夫ちゃいます？おもろかったし！」
みんなで褒め合った後向井さんはメイク落としに行った。
あの白塗り取るの大変そう…
今日はこの撮影で終わりで
後日完成したVTRを他のラフツボメンバーと一緒に見ていくらしい。
私と渡辺くんもスタッフさんに挨拶して
そのままの流れで一緒に楽屋の方へ戻っていく。
「…康二も言ってたけど柿崎さん、迫力すごかったね」
「そんなに？」
「うん、柿崎さん、本当に演技が上手いんだな、って思った」
「あはは、ありがとう」
「って女優さんに言うのは失礼か！」
「いやいや、嬉しいよ」
横並びで歩くのとか久しぶり。
そういえばさっき私コントとはいえ腕を組んじゃってたな。
名前も呼ばれたし…
思い出して少し緊張してきた。
「それよりも可愛い子キャラの方が大変だった」
「ふはは！そうなの？」
「うん、私自身キャラが濃く無いから個性的なキャラは大変なんだよね」
「ああ、なるほどね。でもすごく可愛かったよ？」
「本当に？ちゃんとできてて良かった」
「あ、いや、キャラ作りもそうだけど、普通に」
「普通に？」
「普通に可愛こぶってる柿崎さんが可愛かった」
また急に褒めてきた。
なんなんだ、渡辺くん。
前も会った時こんなこと言ってきたよね。
調子狂っちゃうから困る、と思いつつ嬉しさも感じてる自分に嫌気がさす。
「あは、それはありがとう」
「…」
渡辺くんが黙り始めた。
そのまま私の楽屋前に着く。
じゃあ…、と楽屋の中へ入ろうとすると
渡辺くんが口を開いた。
「…学校祭の時も同じこと思ったりした？」
「え？」
「クラスのお化け屋敷一緒に入ったじゃん」
「うん」
「その時にビビりすぎー！とかダサいー！とか思ったりしてた？」
ちょっと真剣な顔して言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 312人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おでん(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます。そう言っていただき嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年3月4日 7時) (
レス) id: 0eda0cdbe1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - おでんはんはじめまして！このお話本当に大好きです！今までにないテイストで今後も更新楽しみにしてます(^^) (2021年3月2日 20時) (レス) id: 7b49f138be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おでん | 作成日時：2021年2月20日 21時
