検索窓
今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:100,811 hit

ゲスト ページ14

後日、本当にお化け屋敷での撮影をすることに。
と言ってもトークコントネタ番組のラフツボ。
本当のお化け屋敷ではなく、ザ・コントをするらしい。

ちょっとした台本があって
リハーサルしたらすぐに本番らしい。
楽屋で軽く台本を見てみる。
出演者は向井さん、私、とゲスト?
誰だ?名前が書いていない。
しかも3人だけ?大丈夫かな。
ゲストが気になったけど、挨拶に回ることにした。

いつも向井さんが来てくれてるから、
今日は私から行って驚かそう。
そう思ってドアをノックする。
はーい!と元気いっぱいの声が聞こえた。
お、人見知り完全になくなってきたのかも。
ふふふ、と笑みが溢れる。

ガチャっと開いた扉の向こうには驚いてる顔の向井さんが。

「え!なんで!」
「あは、今日は私から来ましたー」
「ホンマっ!ビックリしたー!俺そろそろ行こうかなー思ってたんすよ!」
「ドッキリ大成功ですね!」
「んもー!やられましたわ!」

カメラ回ってなくてもリアクションが良い。
こりゃ面白いわ。
そう思って笑ってたら、部屋の奥から
康二ー?と聞こえてきた。

「康二、スマホ動かないんだけどどうしたら…」

声の主はイヤホンを外しながら入り口付近に来た。
その姿を見て今度は私が驚く。

「渡辺くん!?」
「あ、柿崎さん」

渡辺くんは、あ、やっば、と言いながらやらかした顔をしてる。

「あ!しょっぴーあかんやん!こっち来たら!」
「いやだって、スマホが変になったんだって」
「終わったら行くやんしょっぴーのところに」

当たり前やん〜とか言ってる。
状況がよく分からない。
ん?なんで渡辺くんがいるの?
思わず少し開いてる扉から出て楽屋前の名前を確認する。
何度見ても向井康二様としか書いていない。
私が扉の隙間から廊下に身体を出して確認している姿を見て向井さんが
あー!!!!と大声を出す。
私の右腕を引っ張って中に入らせ、楽屋の扉を閉めた。

「え!なんですか!」
「柿崎さん、台本見ました?」
「ああ、はい。見ましたよ」
「ゲストって書いてたと思うんですけど、しょっぴーのことなんです」
「え!そうなんですか?」

思わず渡辺くんの方を見る。
渡辺くんは首を縦にコクンと振った。

「シークレットゲストなんで、内緒にしててください!」
「分かりました」

必死な向井くんを見て無意識に微笑む。
すると急に

「康二、手」

渡辺くんが冷たい声を出した。

高校の同級生→←ドッキリ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (110 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
312人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太 , 向井康二
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おでん(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます。そう言っていただき嬉しいです!ありがとうございます! (2021年3月4日 7時) (レス) id: 0eda0cdbe1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - おでんはんはじめまして!このお話本当に大好きです!今までにないテイストで今後も更新楽しみにしてます(^^) (2021年3月2日 20時) (レス) id: 7b49f138be (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おでん | 作成日時:2021年2月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。