stpr！BL集！！2！！

-続き ページ35

莉犬side

なんだかぼーっとするなあ、とは思ってたんだよ、

分かってたんだよ。

でも、はっきりやばいって分かったのは、飲みまくっているときの中盤くらいで。

なんかくらっとしたんだよ。

莉「ぅあはははっ！るぅとくんのその話やっばいなwwww」

る「でしょう！？本当にあり得ないですよね、なんなんでしょうww」

莉「それな、いみわかん、な、っ」

頭をハンマーでぶん殴られたような、痛み。

一瞬、視界がぐるん、と反転した。

莉「っ」

る「？りーぬ？だいじょぶ？」

莉「……ぅあ”〜…なんか体に酒が回ってきたのかもしんねぇわwww」

る「なんですかそれwてか、もうとっくに呂律が回ってませんけどwww」

莉「……う、るさwwww」

頭がいたい。

内側から強く叩かれているような感覚に、吐き気を覚える。



その場から少しずつ離れて、結局俺はすみっこに収まった。

莉「…ぁ”ー、ん”んん…」

こ「どしたの莉犬くん？もしかして、もう泥酔しちゃった感じっ？www」

莉「っうるっさいわwあっちっとけやばぁーかww」

こ「うっわ、酔っぱらいこっえ〜ww」

そそくさと離れていくころちゃんを横目に、頭のいたみを感じる。

痛いなぁ。

でも皆が楽しそうだもんなぁ。

俺も笑ってた方が、いいよなぁ。








………そんなことを考え、全員集合していたときはめっちゃ頑張った。

でも、

さとみくんと二人きりだとわかった瞬間に、

力が体じゅうから抜けたっぽくて。



さ「……は？お前、おい、大丈夫かよっ」








……ごめんね、さとみくん。




わかんないけどおれ、きついみたいだわ。

-続き→←ふたりきりとは[桃赤]

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す