stpr！BL集！！

-続き ページ46

ジェルside

な「……決めたよ、俺の目標」

ジ「へぇ」

な「聞きたいでしょ、そうだよね聞きたいよねうんうん教えてあげるよ」

ジ「何もゆうてないよ」

その言葉が引き金になったのかは知らないが、

ななもりさんは俺にぐっと顔を近付けて、満足そうにこう言った。







な「俺、あと一ヶ月で君を惚れさせる」





ジ「…いや無理やって」

な「いーや、愛があれば出来るよ。それに俺、君のことが好きなのはほんとだし」

ジ「……今サラッと告白した？」

な「まあ、恋人同士になれば専属執事になったも同然、そしたら俺の勝ち」

ふふん、と言ったななもりさんに、鼻頭をツィンと押される。

ジ「そういうことなん？」

な「いいよ、俺の言ったことが絶対」



ジ「……じゃあななもりさんも、俺に惚れたら負けな？」

な「いーよ、受けてたつわ」






……どうしても執事にさせたい御坊っちゃんと、触れずに普通に生きていたい高校生。

プライドもクソもない不思議なこの関係は、まだ始まったばかり。




【おまけ】

ジ「昼飯昼飯〜…っておわぁ…」

な「ふふ、ジェルくん御機嫌よう？」

ジ「いやいや、なんでここの学校に居るんですか」

な「ふふん、転校…は出来なかったけど生徒会長権限を乱用してここに来た」

ジ「ほんとに生徒会長なんでしょうね」

な「……副会長のさとみくんが何とかしてくれるからいいんだし……」

な「……って、あっ」

ジ「はっ？」

な「……………今日は君のためにアフタヌーンティーを持参して来たよ！」

ジ「…間があったんですけどそれは…」

な「ふふん、このお菓子はどれも一流パティシェがつくったんだから！絶対美味しいに決まってるんだよ！」

ジ「へぇ、ほんまや〜…つやつやしとる…」

な「物で釣るのも第一歩」

ジ「…ごめんなさいその単語のせいで急に食べる意欲無くなりましたわ」

な「え、なんでよ！！」



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なーくんのキャラクターぶれすぎでは

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