高値か高嶺かはたまた愛か[橙紫] ページ44
11月5日、みまちゃん誕生日おめでとう。
貴女がいつまでも笑顔で暮らせます様に。
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ななもりside
『ななもり様、ごきげんよう』
『ご機嫌いかが？ななもりさん』
『今日は良い天気ですね…おはようございます、ななもりさん』
な「……おはよう、ございます」
挨拶をしてくれた人に俺が笑いかけると、その人はあからさまに安心する。
……学校に俺が入った瞬間、周りにいた人達がまるで決まりごとをこなしているかのように、俺に挨拶をする。
『今日も、大変麗しゅうございます』
『おはようございます、ななもり様』
……俺は俗に言う、“高嶺の花”である。
自分が物心ついたときにはそうだった。
お金もあって、とても良い学校に通っているし、勉強もでき、顔もそこそこな方…だと思っている。
最近は生徒会長に推薦された。
誰もが敬う存在。
……表では。
な「…………だっる」
…正直、小さいときからこの環境で生きていると、苦しいと感じる。
ななもりさん、という呼び方も何だか気にくわないし。
何でもできる自分が気持ち悪いし、
“ななもりさんは高嶺の花だから”と言って、俺に誰も近付こうとしない。
な「つまらない…」
今日の学校の授業も解る。
それだけなのに、気味が悪くて仕方がない。
な「………はぁ」
…誰かここからつれ出してくれないかな。
な「…今日、目があったあの人、凄くかっこよかったなぁ…」
な「………よし、あの人なら…」
--------------
ジェルside
「かわい〜…なんだあの子…」
朝に一緒に登校していた友達が、ぼそっと呟く。
ジ「ん？誰のこ、とっ…」
つい、目を見張ってしまった。
長い車からこちらを除く、紫色の髪。
長いまつげは揺れて、俺と視線が合う。
(なんやあの子、可愛い…)
そのまま信号の色が変わり、車は鈍い音を立てて居なくなる。
「…あの子、“高嶺の花”じゃね？」
ジ「たかねのはな？」
友達が思い出したかのように話す。
「あの、名門の〜…藤咲苺坂高校の、生徒会長さんだっけ？」
ジ「はっ？それすげぇ勉強出来るってことやん」
「なー、すげーよな！俺たちと同じ一年なのに！」
ジ「いっ、一年生！？」
それにしてはかなり大人びた瞳をしていた。
まるで、いつも冷淡で、現実を見詰めているような___
(やめよ)
まだ話してもないのに、あの人には不思議とそんなイメージができた。
「やば、遅刻するぞ！」
ジ「んー…」
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すとろべりーみるく - これめちゃめちゃ好きです！後誕生日今日なんですね！何年前に書いたか分かりませんでしたが、お誕生日おめでとうございます。そして、生まれてきてくれてありがとうございます！ (2020年5月28日 14時) (
レス) id: 1b724982aa (このIDを非表示/違反報告)
結莉ぴょん - もうあなたは、天才です！リクエスト何ですがさとりーぬところんくんの3角関係を書いてください！よろしくお願いいたします (2020年5月1日 1時) (レス) id: 1102ff5121 (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - みーま。さん» おおお！見てくれたの嬉しいありがとおおおお！！！はっぴばーすでー！みまちゃんがこの一年幸せであらんことを！！ (2019年11月6日 18時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
みーま。(プロフ) - わがままなーくん可愛い…。だけど勝負を挑んだ相手が悪かったね…！！きっとなーくんはこれからジェル君に愛され続けてこの勝負に負けてしまうのだろう…←(((さいっこう…ありがとう！！ (2019年11月5日 22時) (レス) id: 6510f018de (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - あっ、10000hit…え、え？(困惑)ありがとうございます！読者の皆様のおかげで、念願の10000hitを達成しました！これからも末長くお付き合いいただけたら幸いです！ (2019年10月25日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杠-ゆずりは- | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuty/
作成日時：2019年5月18日 17時
