ある雑貨屋では……

雑貨3 ページ5

＝雑貨屋＝

今日は、【ある雑貨屋】に行けなかった

桜「なんでなの？」

？「桜？」

突然、名前を呼ばれた…

桜「!!…青子姉さん」

近所の沙原 青子さん
高校1年生

青子「また、雑貨買いに来たの？」

お母さんと同じ事を言われた

桜「だって…」

言い訳をしようとしたら…

青子「物にはね魂が宿るんだって…

だから、大切に扱わないと悪いことが起こるって言われてるのよ？

桜もいくら飽きっぽいからって、捨てちゃダメだよ」

そういい残して、帰っていった

桜「“消ゴム”に魂なんて宿らないよ」

今は、ゴミ箱のなかにあるんだから…


その夜…
私に異変が起こった

母「桜〜、桜〜？」

私の目の前で私の名前を呼ぶお母さん

桜「お母さん!!私は、ここだよ!?」

そう叫ぶと…

母「桜の声!?一体何処にいるの!?」

えっ!?嘘…

私は、鏡を見た

そこには、誰も写っていなかった

桜「私………幽霊になっちゃたの？」

そんなの嫌だ…

どうしてこんなことに…

気がつくと、そこは【ある雑貨屋】の中にいた

桜「なんで!?」

混乱していると

貴「目が覚めたのね…」

クールな店主が現れた

桜「なんで、私消えちゃったんですか!?」

翔「ちゃんと、忠告しただろう？

“物を大切に扱ってください”って」

確かに言われた…

貴「まぁ、君のお陰でいい実験結果が取れたよ…ありがとう」

私は…実験体ってこと？

貴「“消ゴム”を大切に使わないと…

自分が消されるってことか…

ﾌｯ)面白いな」

翔「そうだね〜

じゃあ、次はどうする？」

ちょっと!!

私はどうなるのよ!!

貴「心配するな…このまま、すべて消えてしまう

声も出なくなるさ」

何が大丈夫なのよ…!!

声が出ない!!

助けて!!私は消えたくない!!



☆次の朝☆

「おはよぅ〜、桜」

桜「おはよう」

「あれ？いつも新しい文房具なのに今日は、使い古しのを使うの？」

すると、不敵に…

桜「“物は大切に使わないとね”ﾆﾔｯ)」

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