雑貨23 ページ27
真っ暗な道がただただ続いていた…
その道を辿ってみると…
物…物…物…
人間達の捨てたまだ、使えるもの達が涙を流していた…
「ウゥ…なんで、僕を捨てたの?
まだ、新品なのに……」
「思い出が一杯つまってる私を捨てるなんて……」
「なんで、壊すの?
痛いよ…痛いよ…」
物達の心の叫びが響く
まだ、使えるのに…
大事にされなかった…
そんなもの達が集い始めた…
「どうすれば……気づいてもらえるのかな?」
?「気づいてもらえるわよ?」
そこに、真っ黒な女が現れた
「!?誰…ここは、物だけがこれるのに」
物達は、ざわめき始めた
?「クスクス)私は、人間じゃないもの♪
そうね……魂を埋め込むのが、仕事のレナよ♪」
レナと名乗る女は、弦が切れたバイオリンに近づいた
「!?」
レナ「貴方の主は、幼いときから貴方を大切に使っていたのね…
でも、事故で、もう二度とバイオリンが引けないことを知って貴方に当たって、弦が切れてしまったのね…
可哀想に」
物達の記憶を読み取り、優しく撫でる
すると…
「あっ!?弦がなおってる!!」
壊れたところが消えていった
レナ「私には、修復する力と魂を埋め込むことが出来るのよ…
あなた達に魂を埋め込むから、物を大事にしない人間に復讐すれば?
そうすれば、あなた達と同じ悲しい気持ちになる物は、なくなると思うよ♪」
レナの提案に物達は………
「分かった!!もう、私達と同じような気持ちになってほしくない!!
物だって、心があるんだ!!」
決意の心でレナについていった
レナ「フフッ)じゃあ、あなた達は、商品になってもらうわ♪」
「また?」
レナ「今までとは違うわ…
だって、大切にしなかった人間に制裁を送ることができるんですものニヤッ)」
レナは、不敵に笑った
こうして、【ある雑貨屋】の商品に魂が宿った
レナ「フフッ)愚かな人間ね…」
レナの影は、真っ黒な翼があった…
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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サクヤ(プロフ) - 面白いです(・ω・)【ホリック】のような話ですね。これからも頑張って下さい! (2016年10月16日 17時) (レス) id: fcc84377d6 (このIDを非表示/違反報告)
クロまろ - 「ある雑貨屋では....」の、マンガを書いてもよろしいでしょうか(´・ω・` (2015年9月5日 15時) (レス) id: 1a31fc48aa (このIDを非表示/違反報告)
たま(プロフ) - すごくおもしろかったです!とても読みやすくて良かったです! (2015年1月16日 17時) (レス) id: bf41b4fea0 (このIDを非表示/違反報告)
雪フリー - この小説最高です!!ホラーが嫌いな私でも楽しく読めました♪ (2014年11月6日 4時) (レス) id: 4853fcadf3 (このIDを非表示/違反報告)
ゾフィー隊長 - すごくおもしろいです! (2014年6月10日 18時) (レス) id: 2417cb6af6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉凜 | 作成日時:2013年9月23日 6時