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金宮side
学校につくとそのまま屋上に行った
授業?
そんなもの出なくても生きてられる
今さら、行ったって、クラスの奴等に好奇な目で見られるだけ…
あの、ピリピリした空気が嫌いって言うのもあるけど…
もう、受験だからな
ガチャッ
屋上の扉が開いた
「あっ、奈々〜………めがねかけてる〜」
そういや、つけてたな〜
金宮「そうそう…衝動買いしてね〜」
そう言うと、友達の顔が【怪物】のように恐ろしくなった…
『何、めがねなんてかけてるの?
そんなものかけたって、何も変わらないし〜
馬鹿みたいww』
な、何!?
金宮「えっ!?」
「どうかしたの?」
今………
金宮「別にめがねかけたっていいじゃん!!」
そう言い残して、屋上から飛び出した
どう言うこと!?
あんなこと言うなんて…
「……?なんで、思ってたこと分かったんだろう?」
=廊下=
長い長い廊下を走り抜ける
自分のクラスを横切ろうとすると…
皆「………」
無言で私を見つめていた
そして、さっきのと同じように【怪物】になっていく…
『あの人って……誰だっけ?』
『不良の…金宮 奈々…?だったような…
まぁ、忘れたとしてもクラスに来ないからいいっか〜』
『此方は、受験なのに…あっちは、遊び回ってる…
ムカツク…』
皆の声が聞こえてくる…
先生「金宮!!どうしたんだ?」
先生が声をかける
それと、同時に【怪物】になって……
先生『全く授業の妨げになるから面倒な事を起こさないでほしい…
金宮に言っても無駄か〜』
これって……
ダッ
先生「おい!!金宮!?」
周りの声を無視して駆け抜ける
ひどい言葉は………皆が思っていることなんだ…
でも、何で?
気がつくと家の前に立っていた
人が怖い…
心を蝕む
母さんなら!!
母さんなら、助けてくれる
期待を胸に何年ぶりかの……
金宮「ただいま!!」
を大きな声で言った
直ぐに母さんが出てきた
母「…奈々?」
驚愕しているらしく私をマジマジと見つめた
金宮「母さん!!」
あのね…と言おうとした時…
【怪物】に変わってしまい…
母『一体何なの?
こんな親不孝者に母さんなんて…
言われたくないわ
それに、今は学校の時間よね?
なんで、帰ってきたのよ…もう、帰ってこなくていいのに…』
あぁ、人の心を読めるのって…
ザンコクスギルンダネ…
めがねを静かに床に落とした
パリーーン
その割れた音と共にハッと辺りを見回した
【ある雑貨屋】にいるなんてね
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サクヤ(プロフ) - 面白いです(・ω・)【ホリック】のような話ですね。これからも頑張って下さい! (2016年10月16日 17時) (レス) id: fcc84377d6 (このIDを非表示/違反報告)
クロまろ - 「ある雑貨屋では....」の、マンガを書いてもよろしいでしょうか(´・ω・` (2015年9月5日 15時) (レス) id: 1a31fc48aa (このIDを非表示/違反報告)
たま(プロフ) - すごくおもしろかったです!とても読みやすくて良かったです! (2015年1月16日 17時) (レス) id: bf41b4fea0 (このIDを非表示/違反報告)
雪フリー - この小説最高です!!ホラーが嫌いな私でも楽しく読めました♪ (2014年11月6日 4時) (レス) id: 4853fcadf3 (このIDを非表示/違反報告)
ゾフィー隊長 - すごくおもしろいです! (2014年6月10日 18時) (レス) id: 2417cb6af6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉凜 | 作成日時:2013年9月23日 6時