ある雑貨屋では……

雑貨10 ページ12

翔side

翔「結構、早かったですね〜」

そんな、たわいもない事を話していると

長い髪をほどき結び直した

ちょっと、つり目が険しくなる

貴「今回は危険な仕入れだったよ…」

そう言いながら、ある物を取り出した

翔「何？……“めがね”？」

めがね屋でも始めるのか？

ｶﾁｬｯ
Aがそのめがねをかけると…

貴「これは、恐ろしいめがね何だよ」

と、不敵に笑った…

ﾁﾘｰﾝ

貴「今日は、私が行くよ…」

そのまま店に行ってしまった


貴「いらっしゃいませ…

何をお探しで？」

高校生位の金髪に染めた女子がたっていた

Aのかけているめがねを見た瞬間

？「その、めがね売ってない!?」

突然の申し出に少々驚いたが

貴「ありますよ」


すると、会計をして出ていこうとした

貴「“物は大切に扱ってくださいね”」

いつもの決まり言葉を言った

女子に届いたのは不明であるが…


？？side

「金宮〜!!」

ﾔﾍﾞｯ!?先公だ…

学校から抜け出したあたしは、【ある雑貨屋】に行くことに成功した♪

金宮「ﾌｯ)捕まる訳にはいかないんだよ〜」

そのまま、路地裏に逃げ込むと仲間がいた

「奈々ー!!どこにいってたのよ!?」

店の事は秘密にするか…

金宮「悪いな…ブラブラしてた」

「本当に奈々らしいねww」

本当にそう思ってる？

最近、よく考える……


本当のあたしをみてくれる人はいるのだろうか…


確かに見た目が派手になったけど…


金宮「中身は、臆病者のまんまだよ」

「何か言った？」

金宮「何でもない」

夜中まで、ゲーセンやカラオケ

家に帰るのは翌朝…


家族はなにも言わない

きっと、諦めてるんだろうね

家に帰っても…ただいま…なんて言わない


返事が返ってこないのは慣れてるから

部屋に行くとあの、めがねをかけてみた


金宮「度は入ってないもんね〜」

なかなか、いいめがねだな〜と、思って
衝動買いをしてしまった

金宮「明日から、めがねしよう」


この、行為が駄目だったと気付くのは数時間後だった………

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