旧【暗殺教室】機敏なナイフを２＜改変前＞ (ページ5)

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ナイフが49本ページ5

「よし、何処を廻るか決めよう！」

「だね！どこ行こうか～」

地図を広げて何処を廻ろうか考えていると窓側から何やら声が...

「ふっ、ガキねぇ

　世界中を飛び廻った私には旅行なんて今更だわ」

「じゃ留守番しててよ、ビッチ先生」
「え？」
「花壇に水やっといてー」
「ねー２日目何処行くー？」
「やっぱり東山からじゃない？」
「暗殺との兼ね合いを考えるとー」
「でもこっちの方が楽しそー」

カチャっと音が聞こえて振りむくとイリーナ先生が銃を構えて切れていた

「何よ！！
　私抜きで楽しそうな話してんじゃないわよ！！」

「あーもー！！行きたいのか行きたくないのかどっちなんだよ！！」
「煩い！！仕方ないから行ってあげるわよ！！」

「...ツンデレだね。イリーナ先生」

「...そうだね」

するとガラガラと教室の扉が開き無駄に分厚い本を持ってタコが入ってきた...

「一人一冊です」

「何ですか？」

「修学旅行のしおりです」

そう言うと高速で私達にしおりを配った

あっれ...しおりって普通もっと薄くて軽くない？？？

「辞書だろコレ！！」

「んな鈍器いらないよ！！」

「イラスト解説の全観光スポット、
　お土産人気トップ100！
　旅の護身術入門から応用まで昨日徹夜で作りました

　初回特典は組み立て紙工作金閣寺です！」

「どんだけテンション上がってんだよ！！」

「初回特典って事は初回以外にもあるのかよ！？」

もしや...破れた時用とか！？

取り合えずこれ重いんで机に置いてからパラララっと一通り目を通してみた

あ、そーだ暗殺。

「ねー渚君。ちょっと思い出した事あるから適当にルート決めといて」

そう言うと私は教室を出て職員室に向かった

職員室の扉を開けると予想通り烏丸先生がいた

「失礼します。烏間先生」

「ん？どうした黒華さん」

「今回修学旅行でのスナイパーなんだけど
　多分だいたいの人が自主的に止めてるだろうね、難易度的に。

　誰かいた？」

「ああ...一人な」

「ふむ...まあいいや、今ここに来たのは
　私の方から一人スナイパーを手配できるって事を言いに来た」

そう言うと先生は驚いたようにこちらを見た

「それは本当か！？」

「うん、修学旅行の日の2日目だけだけど。
　3日目以降は用事が入ってて無理だそうだけど初日だけなら出来るって言われてるよ。

　で、どうする？」

私は連絡用の端末を取り出して訊いた