旧【暗殺教室】機敏なナイフを <改変前> (ページ46)

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ナイフが44本ページ46

校庭に出てから人が少ない場所へと移動してみていた

「E組のシステムの上手い所は一応の救済処置が施されている点だ

　定期テストで学年187人中50位に入り
　尚且つ、元担任がクラス復帰を許可すれば
　差別されたこのE組から抜け出せる

　だが、元々成績最下位な上、この劣悪な学習環境では
　その条件を満たすのは難しすぎる。
　殆どのE組生徒は救済の手すら掴めない負い目から、エグイ差別も受け入れてしまうそうだ」

「なんなのよ、急に来いって」

「殺せんせーがイリーナ先生も呼べって」

これを語り終えたと同じくらいにイリーナ先生が来た

それを見計らったかのように先生は質問を投げかける

「イリーナ先生、プロの殺し屋として伺います」

「何よいきなり」

「貴方は何時も仕事をする時、用意するプランは１つですか？」

「いいえ、本命のプランなんて思った通り行く事の方が少ないわ

　不足の事態に備えて予備のプランをより綿密に作っておくのが暗殺の基本よ」

へぇ...じゃあ私は暗殺の基本すらできる気がしない
かなりの努力家か...メモし..ないでいっか

「では次に烏間先生、ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは第一撃だけですか？」

「第一撃は勿論最重要だが、次の動きも大切だ。

　強敵相手では第一撃は高確率で躱される、
　その後の第二撃、第三撃をいかに高性能で繰り出すかが勝敗を分ける」

第一撃を軽く受けてから反撃っていう人もいるから確かに次は大切...かな

「では和芽さん、A組からここE組に来るときに監視と言う役目が無くても、
　貴方は何もせずに下りましたか」

「できれば黒華さんがいいんだけど...

　まあ答えはNOだ。もし今の監視が無ければただただ無意味に堕ちるだけ、
　失敗すればただ愚かな行動だ。利が無い。
　その時はいつでもAに戻ってこれるように新たな後ろ盾を作ってからまた堕ちるよ
　あって困るモノじゃないからね。

　何事にも、逃げ道は作っておいて損はないし、
　暗殺するにも色々準備できていたから私は暗殺にも手を出しているんだよ」

もし他の人が殺しても、私にはノーダメージになるように準備してあるから。

「結局、何が言いたいんだよ」

先生はクルクルと回りながら答えた