ナイフが32本 ページ34
まあ、とりあえず体育館に来たわけだが...
「見てみてｗｗｗＥ組だぜｗｗｗ」
「そーよねｗｗｗもうほんっと終わってるわよねｗｗｗ」
...まあ、そうだよね。
私はＥ組に行ってもこーゆーことが無いように
正当な理由を付けていったから無いとは思うけどさ...
まあ、これはあまり気分は良くないのかな
「やあ、こんにちわだね？君たち
こんなところでなにやってるのかな？さっさと列に並ばないのかな？」
「えっ...誰よアンタ」
「ちょっと、待ちなよ！この人ってもしかして...生徒会の人！？」
「は？んなわけ...」
「んー、一応生徒会副会長様ですが？
もうすぐ集会始まるからこんなところで油を売ってないでさっさと並んだ方が良いよ？」
「「しっしつれいします！！」」
ふっふーん♪
やっぱり権力はあった方がいいね〜
この学校は生徒会の力強いから面白いや♪
「...おい」
「あっ、浅野
ふむふむ、もうすぐ始まるかもだから並べと？」
「...人の思考を軽々しく読むなよ。
まあ、そういうことだからさっさと並べよ
どうせお前のことだからＡ組だろ？」
「うっわ、私のことだからって...まあ否定はしないけどさ」
だってさ、ＥよりＡの方がなんか楽、うんごめんね？
集会で笑われの的以外の位置に居れるならそっちの方がいいじゃん
それにこっちの方が先生いないから超自由
ごめんね☆みんな
私はＡ組の列の一番後ろに並んだ
別に、特別だから一番後ろとかじゃないんだよねー
私の苗字！和芽だから！『わ』だから！
一番後ろなのだ〜イエーイ！前みえなーい！(身長140ｃｍ)
...たくっ、なんでみんな身長高いんだよ。全然前見えねえじゃねーか
面白いことあっても分からないじゃん
どうやって面白いことを見るか考えていたら集会が始まっていた
けどね？集会って正直暇
別に私はＥ組いびりとか言ったら悪いけど どうでもいいし
これが理事長の合理的な教育なんだから
私は別に、人にはそれぞれ考えがあるはずだから、それは否定しない
理事長の教育のためには必要な犠牲だった
ただそれだけ。
まあ、今はその犠牲者たちの方に面白い刺激が加わったから
これからどうなるかが楽しみだね
私はただ結果を見守るだけ、人の意見を尊重して、それをあまり変えないで通すだけ
それが正しいとか正しくないとか、そーゆーのは人によって違うんだよ
だから私には、これが正しいのかは分からない
分からないものを観察するのって意外と楽しいんだ
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あずきいろ
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倉橋陽菜乃
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作者名：夜章 | 作成日時：2018年4月25日 17時
