ナイフが21本 ページ23
「こ・ん・に・ち・は〜」
「こんにちはじゃないですよ！黒華さん！！
さっきの授業さぼったｋにゅや！いきなりナイフを投げないでください！！」
ちぇ、なんで避けてんだ、赤羽にいちごオレ投げたら遠くに投げられて怒ってんだよこっちは
八つ当たり？知らん、だってこれターゲットじゃん？一石二鳥だよ！！
「だって長そうじゃないか〜、どうせイリーナ先生が拗ねてた的なことでしょ
はいはい、次はちゃんと受けるからそう怒んないでよ、国語だっけ？」
「はい、まさか教科書持ってきてないとかじゃないですよね！？
そうだったら泣きますよ！先生！！」
「あはは！失礼極まりないね〜、どこまで悪いやつだと思われてんのだか
最低限持ってくるものは持ってきてるよ〜、
......教科書忘れて浅野の説教一日コースを受けてからはちゃんと持ってきてるよ...」
一日だぜ？一日、本当に２４時間説教だよ、なんだよ、たかが教科書じゃん
なんで一回忘れただけであれほど怒られたんだよ、
ついでに浅野の教科書に落書きしたからかな？
別にいいじゃん、私の素晴らしき優しさで６Bの鉛筆で描いたんだから
消せるからいいじゃん、後もそこまで残ってないしさ
そんなん考えてるうちに席に着いたけれど、忘れていた...
隣が赤羽っていうことに！！
「やあ赤羽君や、サボらないのかい？」
「なに〜？俺が隣にいるのが嫌だからさぼれって？
俺の自由でしょ〜、それに......参加した方が面白そうだしww」
「あっれれ〜、なんでこっち見ながら言うのかな〜？
まさか私が面白そうと？そういうやつなの」
「ほらほら優等生さん♪もうすぐチャイムなるからおしゃべりは止めないと♪」
「A組にいたから優等生って！成績は良かったけどさ、馬鹿にしてだろ？
優等生ならまず授業さぼらないよ！！
授業さぼっても好成績な私は
つ・ま・り 天才さ☆ キラッ」
「うわっ、自分で天才って言ってる...それにキラッって口で言ってるし
どうせ情報屋だからテストの答え知って受けてるんでしょwwww」
「うわ、酷い！どんだけ酷いやつだと思われてんだよ
あっ、一応言っておくけどテストの内容は売らないよ」
「売らないって、情報持ってるじゃん！」
「いやいや！持ってない！！持ってないから売らないの！！
調べる気すらないの！！」
そんなどうでもいい会話をしてたら授業が始まった
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
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倉橋陽菜乃
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作者名：夜章 | 作成日時：2018年4月25日 17時
