ナイフが19本 ページ21
「終わった〜」
そういって私は地面に座りこんだ
いや〜、二時間連続って思ってたよりきついね！
けど、思ってたより楽しかったからいいけどね
「いや〜、にしても黒華ちゃんってすごいね！！
風船を動きながら狙ってるのにあまり外さなかったし、やっぱり情報屋してるからなのかな？」
そういってカエデちゃんは頭をコテンっとかしげる
うん、可愛い
「情報屋やっててもどちらかと言うとターゲットにバレない様にするのが重要だから
これはもともとのスキルかな？少しは練習してた時もあったけどね
正直 音五月蠅いし、使う場面ないしで1日でやめたよ」
情報屋に戦闘はあまりいらない、必要なのは隠蔽率の高さだよ！！
あとスピードも
「ふーん、じゃあ隠れるのには自信があるんだ〜」
ひょっこりと会話に現れてきたのは赤い髪をもつあいつ
こいつ絶対 隠れるの下手で全部逃げてきたんじゃねーのwww とか思ってそうだな
「そーだよ、自信以外ないくらいだね、なんならかくれんぼでもやりますか〜
制限時間は次の英語の授業が終わるまで！！イリーナ先生の授業さぼるけどいいよね？」
イリーナ先生の授業はなんかやばそうだし、英語だからな
「いいよ〜、じゃあ範囲は裏山で奥の方は禁止で」
のったな、せいぜい後悔するがいい！！
存在感がもともと薄くて努力した私を見つけるなんてまだ君には不可能なのだよ！！
「10秒数えたら探していいよ〜、じゃあな！」
そういって私は裏山へと全力で走って木に登った
隠れてる間、暇だから、存在感でも消して観察しとくか
赤羽君、頑張って探してね〜、見てるからさwww
「...8、9.10、っと」
赤羽は取り合えず山に入って木に登った
あれ？行動が同じだ、まぁ、まずは上に行くもんね、下にいたら見つけやすいし
だがしかーし、私はその上にいるのだよ！！予想外だろう！！
ほらほら！下を一生懸命探して......ない！？
え？それどころか周り探し始めたよ、
なんと頭のいいことか、私がどこら辺に行くのかよくわかってるよ
何故なら！！赤羽、全く移動してない
絶対 こいつなら俺を見てるだろって思ってるよ
正解だけどさ、ただ隠れたら面白くないじゃん？
忘れ去られたらつらいし
そんなこと考えていると赤羽は上を向いた
ありゃ？上探し始めちゃった、これはヤバイよ
一通りゆっくりと上を探している
ゆっくりと私のいる方へ視線が近づいてきている
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーキャラクター
倉橋陽菜乃
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作者名：夜章 | 作成日時：2018年4月25日 17時
