【HQ】ポジション:マネージャー

ep.25 悪意と好意の引き出し ページ26

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合宿所に向かい早速、夜ご飯の準備


今日のご飯はカレーライスなので、
お手伝いしようと思って、料理してる潔子さんと武田先生の元に向かったら

潔子さんに無言の圧力をかけられてしまい、とりあえずさっきからずっとテーブル拭いてる



去年の合宿でいろいろやらかした私は

包丁の近くにいることすら禁じられてて、


いやじゃあ私、みんなより早く来た意味ある？って感じだけど



カレー混ぜるのと、味見くらいはやらせてもらえるからそれまで大人しくテーブル拭いてますよ私は









食堂の外が騒がしくなってきた


多分時間も時間だしみんな来たんだろう






武田 ｢うわっ！何やってるの君たち…｣




そろそろ来る頃だねって言って、
食堂のドアを開けた先生のビックリした声にビックリして先生の方へ向かうと

地べたに這いつくばってる龍と西谷



『え、なにやってるの』




と思わず声に出した所で全てを察した


しまった、力に言われてたのに…

西谷に帰ること言うの忘れてたわ…



やばいと逃げようとした時にはもう遅くて


準備してる潔子さんと私めがけて飛んできた２人は、

体力有り余ってるみたいですって私が大地さんにチクるっていう事を想定してないんだ









｢｢いただきまーす！｣｣




食堂に響いた声に、私も手を合わせてほぼ私は作ってないカレーを食べる


隣に座ってるツッキーも姿勢よく普通に食べてて、

無駄に絡みたくなる





『どう？ツッキー美味しい？』

月島 ｢Aさんが作ったんだとしたら普通に美味しいと思いますケド｣

『なんか一言余計じゃない？？』

月島 ｢まあAさんはいかにも料理出来なさそうですよね｣

『調子のってやがる…！！』


正解だけどね！！
私はほぼ作ってないけどね！！！！



『こんのやろツッキーめ…』

月島 ｢あとその呼び方辞めてもらっていいですか｣








向こうから潔子さんのおかわりする人ー？って声が聞こえて、私は大人気なく



『後でツッキーにおかわり持ってきてあげるね？』




と語尾に黒いハートをいっぱいつけて言ったら、さすがに嫌そうな顔してたから

私の勝ちかな






『山口もちょっとだけ持ってきてあげるね！』


山口 ｢あ、いや、僕は大丈夫です…｣






山口にはなんの悪意もなく純粋に言ったら普通に断られた





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