ep.50 ページ8
「初めまして、私黒霧と申します。
これからよろしくお願いしますね、Aさん」
黒い、もやもやした人がペコリとお辞儀をする。
私も慌てて会釈をするも、筋肉痛でギチギチとした動きになってしまった。
「よろしくお願いします、黒霧さん」
「そんなに堅くならなくて結構ですよ。
それより死柄木弔、彼女をベッドに移してあげないんですか？」
黒霧さんは死柄木さんのことフルネームで呼ぶんだ。
どういう関係なんだろう？
「あ？
あぁ...それくらい自分で動けるだろ？」
そう言ってこちらを見る死柄木さんにテンパって返事をし、なんとか立ち上がる。
思っていたより痛いな、筋肉痛もひどいとここまで痛むのか...
なんて考えていると右足の力が抜け、床に倒れこむ。
「いた...
あ、いやあのすみません。
大丈夫ですから、」
慌てて立ち上がろうとすると、死柄木さんが私を止めた。
「いいよ無理しなくて。
こんなにひどいのか。
しょうがない、ベッドまで引きずろう」
引きずられるのか私。16にもなって。
いやまぁありがたい。ていうか申し訳ない。
「すみません死柄木さッ..?!」
突如掴まれた左手首に激痛が走った。
そしてポロポロと皮膚が剥がれるのが見える。
「あぁ、ごめん、わざとじゃないんだ。
これが俺の個性。
五本指で触れると触れたモノが崩れる。
痛いだろう？
この個性に殺されたいなんてやつは相当のもの好きだな。」
それ、私のことか。なんて痛みに顔を歪めながら考える。
普段から発動してしまうような個性だ。
取り扱いには慣れてるはず。わざとじゃないっていいのは嘘だろう。
だとしたら仲間になった私になぜ？
この個性で死ぬのは辛いっていうこと？
それともいつでも痛めつけられるという警告？
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ざわ(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます...!!とても嬉しいです！続編もよろしくお願いします^^ (2017年11月13日 22時) (
レス) id: f34aba9284 (このIDを非表示/違反報告)
ざわ(プロフ) - ログインさん» ( ´･ω･)ﾉ“(･ω･` ) (2017年11月13日 22時) (レス) id: f34aba9284 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - すっっごくおもしろいです！！！続き読むの楽しみにしています！ (2017年11月12日 11時) (レス) id: 958e07cde1 (このIDを非表示/違反報告)
ログイン - ｳﾜｰﾝ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2017年11月12日 7時) (レス) id: 38f62b83f0 (このIDを非表示/違反報告)
★蠍闇猫▲(プロフ) - うおおおおおお！！！凄くいい！！更新楽しみに待ってますよおおおおお！！！！ (2017年11月9日 22時) (レス) id: a394870f8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざわ | 作成日時：2017年7月28日 21時
