私はS級ヒーローです【ギャグ】【逆ハー】

不審者と金魚の糞と解説者と -Episode three- ページ22

不審者もジェノスの戦いが今ここで始まろうとしている。ドキワクですな。

｢行くぞ!｣

ジェノスが動くと不審者は素早い動きでジェノスの後ろに回り込み、何かを投げた。

何だアレ?クナイ?ほへ、本物は初見です。後で拾って貰ってこよう。

ジェノスは目が後ろについているのか後ろから凄い勢いで飛んで来たクナイを体を前に倒して避けた。そのまま回転し、手から何か凄そうななんかをぶっ放した。強そう、アレ。

｢遅い!全く俺に追いつけてないぞォ!遅過ぎて眠くなるな…｣

不審者はアノ強そうな超火力の。なんかを軽く避けてる。こりゃ駄目そうじゃない?ジェノス負けるっぽい?うーん可哀想に。

｢あー…また来てんのかアイツ｣

隣のベランダから急に声が聞こえて心臓がバースト。もう、俺何回死ねばいいの?おハゲ。

｢あ、あのーあの人お知り合いなんですか?｣

僕はまぁとりあえず勇気を出して声を掛けてみる。何事もチャレンジが大切だからね。

｢え?あ、隣の…誰だっけ?｣

｢あっ、Aです。で、あのジェノスと戦ってる人って知り合いなんですか?｣

｢あー知り合いっつーか…あっちが勝手に来てるっつーか…。てかジェノスと知り合いなんだなお前｣

｢一応…知り合いたかった訳じゃないんだけどなー…｣

視線をジェノスと不審者に戻すとあらまぁ、ジェノスが少し壊れてる。可哀想に。

…少し応援した方が良いかもしれない。

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