私はS級ヒーローです【ギャグ】【逆ハー】 (ページ2)

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受験生ヒーロー -Episode one- ページ2

ヒーロー試験に合格し、調子に乗った僕はそのままの勢いで一人暮らしをする事にした。

普通に考えたら中3が一人暮らしって何なの?馬鹿なの?アホなの?死ぬの?って感じよね。

あっちなみに僕の頭は中の下以下です。イエーイ大勝利。そんな目で見るな。

1番下の妹は｢お姉様!?そんな頭で大丈夫じゃないよ!!やめなさい｣と怒られたが強行。

2番目の妹は｢がんばれー｣と心無き応援をしてくれた。

それに既に住む場所は決めてたし今更後戻りする気も無く、とりあえず家を飛び出した。ごめん妹＆弟達!!姉はヒーローとして働きます!!

…。

……。

｢家を飛び出して来たはいいけど本当にこの地獄みたいなトコで合ってるのかね…｣

僕が着いた所はZ市という所にあるゴーストタウン。タダで住めちゃうらしいし前々から目を付けていた。

怪人の住処だとかとんでもねぇ化物が住み着いてるとか色々聞くけど多分今の僕だったらいける!!と意気込んでいたはいいがまさかこんなボロクソだなんて聞いてない。

怪人なんて全く問題では無いけれどこのいかにも幽霊とか、お化けとか、ゴーストとか、ファントムとかが出て来そうな雰囲気。殺しに来てる。

｢あ～…帰りてぇ…出来る事なら帰宅したい…でもここまで来て帰るとかはなぁ…泣きたい｣

電車とか乗り方分からんから飛んで来たけど地味に空って高くて怖いしな…。

とりあえず自分の部屋に行こう…もう既にさっきまでの調子が粉砕されてるけど…てか何このマンション。ボロボロだし、前の道に穴空いてたり本当の地獄だよ、泣きたい。