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天然パーマに悪い奴はいない ページ9

「くらァ!今日という今日はキッチリ金返して貰うでェ!ワシもう我慢でけへんもん!イライラしてんねんもん!」

ドアを蹴破って入ってきたのは3人の天人だった。

『お前ら借金してんの?やるなぁ…』
「俺達が作ったんじゃない!父上が……」

「何をゴチャゴチャぬかしとんねん!はよ金持ってこんかいボケェ!」

ちいせぇ天人が騒いでいる。うるせー……と顔を顰めているとお妙が天人に殴りかかった。取り巻きに床に押さえつけられるお妙。流石に止めるかと立ち上がると銀が先に動いた。

お妙を殴ろうとした天人の手を掴む。ほんの少しの殺気。

「そのへんにしとけよ。ゴリラに育てられたとはいえ女だぞ。」
「…な、なんやワレェ!この道場にまだ門下生なんぞおったんか!」

すぐに両手をあげ降参のポーズをとる。ま、止められたからいいか。
銀が隣に戻ってきた。

「いまの銀さんかっこよくなかった?」
『あ?知らね。』

やっぱ最近銀の様子がおかしい気がする。



「どいつもコイツも…!もうええわ!道場の件は…その分、アンタに働いて返してもらうで。」
「!」

天人が懐から1枚のチラシを取り出す。

「ワシなァ、こないだから新しい商売始めてん。ノーパンしゃぶしゃぶ天国ゆーねん。」
「のっ、ノーパンしゃぶしゃぶだとォ!?」
『反応しすぎだろエロメガネが』
「なんか暴言吐かれたんですけど...」
「ちょっと迦葉!見ちゃいけません!」

銀に目を塞がれる。確かにおれは銀たちと遊郭にこそ行かなかったけど知識くらいはあるぞ
餓鬼扱いするな。と銀の手を剥がす。

「まァ道場売るか体売るかゆー話や。どないする。」
「ふざけるな!そんなの行くわけ…」
「わかりました。行きましょう。」
「ちょっ、姉上!なんでそこまで…姉上ェ!」



結局お妙は連れていかれた。どうやら道場を護る気持ちは本気らしい。そして新八たちの父親はハゲているようだ。素振りを眺めつつ銀のケーキが完成するのを待つ。

「いやハゲは精神的な…ってアンタらまだいたんですか!しかもひとんちでなに作ってんの!」
「いや定期的に甘いもの食わねーとだめなんだ俺。ほら、迦葉。」
『お、やったー。』

完成したケーキを食べる。美味い。

「だったらもっとお手軽なもの作れや!」
『お手軽なものなら作っていいんだ。クッキー焼こうぜ。』
「お手軽じゃないしひとんちでお菓子作ろうとするな!なに満喫してんだよ!」

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sakamata(プロフ) - ぴびびさん» 令和のこの時代に銀魂再燃してしまってメソメソ筆を取った次第なんですけどまだ仲間がいて嬉しいですありがとうございます!! (4月10日 8時) (レス) id: 17e0808b09 (このIDを非表示/違反報告)
ぴびび - ふおぉぉぉぁぉお泣銀魂男主過疎っていってるので書いていただけて本当に嬉しいです泣神様です泣更新応援させていただきます!!!!! (4月10日 1時) (レス) @page4 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:逆叉 | 作成日時:2024年3月6日 20時

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