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閑話。 ページ50

先日の1件以降、やたら銀がくっついてくるようになった。外出の際は当然ながら、風呂や便所にまで。さすがに止めた。
いまもソファで真横に座って肩を組んでくる。さすがに少し鬱陶しい。

『銀、暑い。』
「オーイ新八ィ。扇風機あったろ。」
『近ェっつってんの!』
「銀さんと迦葉の仲だろ?」

だめだこいつ。でもまァ反省しているような様子が珍しくて少し面白い。おれほんとに何も気にしてないのに。

新八が呆れた表情でおれたちを見る。…なんでおれも?
なぜか神楽は嬉しそうにしている。

『やってらんね、おれちょっと出かけてくる。』

じゃあ俺も、とついてくる銀。…気分転換に甘いもんでも連れてってやるか。



『なァ銀。何も気にしなくていいんだぜ。』

パフェを口に運ぶ。美味ェ。

「な、何が!?銀さん何も気にしてないよォ!」

わかりやすい奴。何言っても誤魔化してくるだろうから、とりあえず勝手に喋ることにした。

『おれさァ、お前に久しぶりに会えた時、すげェ安心したの。お前が生きてたこともそうだけど、おれのことちゃんと覚えててくれてさァ。ああ、ちゃんと銀の中におれはいるんだ、と思って。』
「…当たり前だろ。俺にとって、お前は大事な奴なんだから。」
『…ふん、おれだってお前のこと大事だと思ってるよ。そりゃ噛まれたのはびっくりしたけど。』

銀の肩が僅かに揺れる。

『でもおれのそばにいてくれるだろ。だったらその程度、なんともねェよ。お前がそばにいてくれんのは、おれにとってそれだけの価値があるんだから。』

銀に微笑む。

「…ありがとな。」

銀も笑う。…落ち着いたようだ。

「これからは銀さんも責任取って本気だすから。」
『あ?』

何の話をしていたんだったか、と思わず回想に入るところだった。

『よくわかんねェけどまァ…頑張れ…』

頬杖をついて、微笑む銀。その目はどこか真剣で、…なんだか…あまりにも優しくて。

思わず、目を逸らした。



『(やっぱ今日、暑ィのかな…)』

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sakamata(プロフ) - ぴびびさん» 令和のこの時代に銀魂再燃してしまってメソメソ筆を取った次第なんですけどまだ仲間がいて嬉しいですありがとうございます!! (4月10日 8時) (レス) id: 17e0808b09 (このIDを非表示/違反報告)
ぴびび - ふおぉぉぉぁぉお泣銀魂男主過疎っていってるので書いていただけて本当に嬉しいです泣神様です泣更新応援させていただきます!!!!! (4月10日 1時) (レス) @page4 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:逆叉 | 作成日時:2024年3月6日 20時

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