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コスプレするなら心まで飾れ ページ37

「だからウチはそういうの要らねェんだって。」

「つれねェなァ。俺たちも海賊になりてェんだよ。連れてってくれよォ。な、ヅラ、迦葉。」
「ヅラじゃないキャプテンカツーラだ。」
『おれたち、幼い頃から海賊になるのを夢見てたわんぱく坊主でさァ…失われた秘宝・ワンパークっての探してんだ。な、ヅラ。』
「ヅラじゃないキャプテンカツーラだ…迦葉お前まで…」

「知らねェよ。帰れ。ウチはそんなに甘いところじゃねェんだよ。」

つまらねェ奴。背中を向けて帰ろうとするので、銀と小太郎が刀を首に、おれが銃剣を頭に当てた。

「面接くらい受けさせてくれよ。」
「ほら、履歴書もあるぞ。」
『なんだっけ、合否はまた追って連絡を…っておれたちのセリフじゃねェか。』



船に乗り込む。甲板で、神楽が海に落ちていくのが見えた。…あ?

『待て待て待てェッ!』

船の外壁を走る。神楽を抱きとめ、勢いのまま甲板へ転がり込んだ。上から銀も突っ込んでくる。…馬鹿おい骨が…

「イテテ…面接会場はここですか。こんにちはァ坂田銀時でェす。キャプテン志望してまァす。」
『逆叉迦葉でェす。厨房味見担当自信ありまァす。』
「趣味は糖分摂取。特技は目ェ開けたまま眠れることです。ハイ次迦葉くん。」
『えー…趣味は昼寝です。特技はァ…的当て、かなァ。』

こちらを取り囲む海賊の頭を真っ直ぐ撃ち抜いた。

「「銀さん!迦葉さん!/銀ちゃん!迦葉!」」

「テメェら…生きてやがったのか!」

とこちらを見る天人の後ろで爆発音。小太郎は仕事を終えたようで、両手に爆弾を抱えてこちらを見下ろしていた。後はおれたちの番らしい。
小太郎に気付いた海賊どもが何人かあちらへ向かった。

「テメェら終わったな。完全に春雨を敵に回したぞ。」
「知るかよ。テメェらが何しようと構わねェ。だが俺のこの剣。こいつが届く範囲は、俺の国だ。」

ボスのような男と対峙する銀。任せるか、と新八と神楽を背に残った手下どもを片っ端から処理していく。

「な、なんだこいつ…!速ェ!…ぐぁッ!」
『なんだよ、口より先に手ェ動かせや!やり甲斐のねェ奴らだなァ。』

勝負は一瞬だった。ふと銀に斬られた男と目が合う。

「逆叉迦葉…?その目の色…ま、まさか…あの人の…!」

何かを呟いて、力尽きた。

「…」

銀が神妙な顔をしている。



2人に近寄り、縄を解く。目立った傷はない。…無事でよかった。

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sakamata(プロフ) - ぴびびさん» 令和のこの時代に銀魂再燃してしまってメソメソ筆を取った次第なんですけどまだ仲間がいて嬉しいですありがとうございます!! (4月10日 8時) (レス) id: 17e0808b09 (このIDを非表示/違反報告)
ぴびび - ふおぉぉぉぁぉお泣銀魂男主過疎っていってるので書いていただけて本当に嬉しいです泣神様です泣更新応援させていただきます!!!!! (4月10日 1時) (レス) @page4 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:逆叉 | 作成日時:2024年3月6日 20時

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