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プロローグ ページ4

あれから腕を引かれて銀の店にきた。スナックお登勢の2階を間借りしているらしい。のは、いい、が、

『なぁ、いつまで手握ってんの。』

ソファに並んで座っているおれたち。銀がなぜか手を離さない。

「いいだろちょっとくらい。俺はお前が死んだと思ってずっと…。生きてんならもっとちゃんと探せばよかった。見つかるのがお前の亡骸かも、と思うと怖くなっちまって…」

暗い表情をする銀に、少し罪悪感があった。

『すぐ会いに来なかったおれも悪いって。お前らが撤退する中でもし、って考えるとなかなか動けなかったんだよ。でも生きててよかった。おかえり、銀。』
「おかえりは銀さんのセリフですけど!!ただいま!!!」

顔を合わせて笑い合う。あの日々に戻った気がした。



「そういやお前、今までなにしてたの。」
『傭兵やってた。運良く助かったはいいけど戦争は終わって何やればいいかわかんなかったし。なんも考えたくなくて。あと探し物も兼ねて。』
「探し物?」
『いいんだよそれは。銀は?』
「俺?俺は……」

戦争が終わってからの話を聞いた。やっぱりあの日、どうにかしてでも銀から離れるべきじゃなかったな、と少し後悔する。

『聞くの怖ぇんだけど、晋助と小太郎はどうなった?』
「……全員好きにやってるよ。」
『…そっか。生きてんだ。よかった。』

「……なぁ、迦葉。」
『ん?』
「また…どっか行っちまうのか。」

寂しそうな顔をする銀。傭兵である以上、仕事があればあちこち動き回ることになる。
でもまぁ銀が生きてるってわかったんだから傭兵続ける理由もねぇか。

『傭兵はやめる。銀、万事屋やってんだろ?おれのこと雇ってよ。…わっ。』

驚いたような、嬉しそうな顔をしたあと、勢いよくおれの肩を掴む銀。

「当たり前じゃねぇか!!つーかむしろここにいてくれ!!」
『あは、じゃ、またよろしくな!』


転職先が決まった。……仕事あんまりこねぇらしいけど。

閑話。 銀時side→←プロローグ



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sakamata(プロフ) - ぴびびさん» 令和のこの時代に銀魂再燃してしまってメソメソ筆を取った次第なんですけどまだ仲間がいて嬉しいですありがとうございます!! (4月10日 8時) (レス) id: 17e0808b09 (このIDを非表示/違反報告)
ぴびび - ふおぉぉぉぁぉお泣銀魂男主過疎っていってるので書いていただけて本当に嬉しいです泣神様です泣更新応援させていただきます!!!!! (4月10日 1時) (レス) @page4 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:逆叉 | 作成日時:2024年3月6日 20時

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