プロローグ ページ3
「本当にありがとうねぇ」
ここはスナックお登勢。訳あって傭兵をしているおれは、依頼主を送り届けたことで仕事を終えた。どうやら店主と知り合いらしい。
……?おれを見た店主が少し驚いた顔をした後、どこかへ電話をかけているのが見えた。あれ…指名手配とかされてんの…?
『最近物騒な奴も多いって聞くし、またなんかあればいつでも。』
「お兄さんイケメンだし安心するわ。攘夷志士がまた暴れてるんですってね。お兄さんも気を付けるのよ…。」
『はは…。』
攘夷志士ねェ…
ま、今日はもう仕事も無いし、とりあえず寝るとこでも探すかな…警察呼ばれてたら面倒だし。
『じゃ、おれはこのあたりで。』
そう言って店を後にしようとする。引き戸へ手をかけると、電話を終えた店主に声をかけられた。
「あんた、ちょっと待ちな。」
『?』
振り返ると同時に先程手をかけた引き戸がひとりでに開く。
『え、』
目をやると真っ先に視界に映る銀色。そして赤いーーーーー
「迦葉ッ!!!!」
体に衝撃を感じる。抱きしめられていると気付いた。
この声…間違いない。
『ぎ…ん………?』
あの日から数年。お互い背丈も変わったが、ここにいるのは間違いなく坂田銀時その人だった。
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sakamata(プロフ) - ぴびびさん» 令和のこの時代に銀魂再燃してしまってメソメソ筆を取った次第なんですけどまだ仲間がいて嬉しいですありがとうございます!! (4月10日 8時) (レス) id: 17e0808b09 (このIDを非表示/違反報告)
ぴびび - ふおぉぉぉぁぉお泣銀魂男主過疎っていってるので書いていただけて本当に嬉しいです泣神様です泣更新応援させていただきます!!!!! (4月10日 1時) (レス) @page4 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:逆叉 | 作成日時:2024年3月6日 20時