ジジィになってもあだ名で呼び合える友達を作れ ページ20
「厄介なのに捕まったなァ!どうします?ボス。」
「誰がボスだ!お前がいちばん厄介なんだよォ!」
「ヅラァ!ボスなら私に任せるヨロシ!善行でも悪行でも、やるからには大将やるのが私のモットーヨ!」
「おめーは黙ってろ!」
『なにその戦国大名みたいなモットー…』
なんて巫山戯て走っていると、どこからか銀に刀が向かってくる。
『げ、銀!』
前を走る銀の頭を押さえつけ、回避した。
「逃げるこたァねェだろ。せっかくの喧嘩だ。楽しもうやァ。」
「助かったぜ迦葉。オイオイ。おめェ本当に役人かァ?よく面接通ったな。瞳孔が開いてんぞ。」
『なんか危ないクスリでもやってんじゃねェの。こういう奴には関わらねェのがいちばんだよな…』
「人のこと言えた義理かァ?銀髪、テメェ死んだ魚のような目しやがって!それにチビ、お前だって瞳孔かっぴらいてんじゃねェか。」
倒れ込むおれたちに刀を振り下ろす。
回避し、立ち上がる。
「いいんだよ。いざという時には煌めくから。な、迦葉。」
『え、知らねェ…というかコイツいまおれのことチビっつった?えっ…切っていいかなァ…これで切ってくださいと言わんばかりにおれたちに刀差し出してくれてんだけど…』
「何危ないこと言ってんだテメェ!それに銀髪も嘘ついてんじゃねェ!!」
銀に刀を突き刺す。が、呆気なく回避される。
「やるじゃねェか。」
「馬鹿野郎。ほんとに当たったらどうすんだ。」
「こちとら斬るために喧嘩してんだ!」
瞳孔野郎に木刀で対応する銀。おれも混ざりたい、が、近くにひとつ別の気配がする。どこだ、と周囲を見回すと、角からひとりの新撰組が歩いてきた。…バズーカを持って。え?
「土方さァん!危ないですぜ!」
『新撰組ってヤバい奴らの集まりなんじゃねェの!?そっち取り締まれよ先に!』
バズーカ男はなんの躊躇もなく自らの仲間と銀に向かってバズーカを撃った。爆発音と共に煙が上がる。この隙に、と銀の腕を掴んでその場から走り去った。
小太郎たちと合流した…はいいが、なんだか銀の髪が増えた気がする。
入口から先程の新撰組の声がする。警察ってんなら手ェ出すとあとが面倒だし、どうするかな…と考えていると、小太郎が懐から何かを取りだした。
「そりゃなんの真似だ。」
「…時限爆弾だ。」
ジジィになってもあだ名で呼び合える友達を作れ→←ジジィになってもあだ名で呼び合える友達を作れ
60人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sakamata(プロフ) - ぴびびさん» 令和のこの時代に銀魂再燃してしまってメソメソ筆を取った次第なんですけどまだ仲間がいて嬉しいですありがとうございます!! (4月10日 8時) (レス) id: 17e0808b09 (このIDを非表示/違反報告)
ぴびび - ふおぉぉぉぁぉお泣銀魂男主過疎っていってるので書いていただけて本当に嬉しいです泣神様です泣更新応援させていただきます!!!!! (4月10日 1時) (レス) @page4 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:逆叉 | 作成日時:2024年3月6日 20時