ジジィになってもあだ名で呼び合える友達を作れ ページ18
「ばっちり映っちゃってるよ…どうしよう、姉上に殺される…」
「テレビ出演！実家に電話しなきゃ。」
「なんで僕らがこんな目に…」
ここは小太郎に案内された宿の一室。ニュースでは監視カメラの映像として、おれたちの顔が世間に流されていた。
「唯一桂さんに会えたのが不幸中の幸いでしたよ。こんな状態の僕らを匿ってくれるなんて。銀さんも迦葉さんも知り合いなんですよね。いったいどういう人なんですか？」
「あー…爆弾魔。」
「…え！？」
「そんな言い方はよせ、銀時。」
桂を筆頭に数人の男たちが部屋に入ってくる。
「我々は爆弾魔などでは無い。攘夷志士だ。」
『…』
「この国を穢す害虫、天人を打ち払い、もう一度侍の国を建て直す。我々が行うは、国を護るが為の攘夷だ。」
「攘夷志士だって…！？」
「なんじゃそりゃヨ。」
神楽に新八が攘夷志士について説明をする。こんな餓鬼でも歴史についての知識はあるのか。
「主だった攘夷志士は大量粛清されたって聞いたけど…まだ残ってたなんて。」
「どうやら俺たちは躍らされたらしいな。」
「え？」
「なァオイ。飛脚のあんちゃんよ。」
『…やっぱ茶番だったか。偶然にしちゃ出来すぎてる話だもんな。全部お前の仕業か、小太郎。最近世を騒がす事件のことも、今回のことも。』
「...例え汚い手を使おうとも手に入れたいものがあったのさ。」
刀を手に取る小太郎。なんだ、こいつの中ではまだ何も終わっちゃいなかったのか。
「銀時。迦葉。この腐った国を建て直すため、再び俺と共に剣を取らんか。白夜叉、戴天と呼ばれたお前たちの力、再び貸してくれ。」
…あの頃はみんなを護るのに必死だった。護るためにただ刀を奮った。視界を埋め尽くす夥しい量の赤色。だんだん感情までもが麻痺していく。…ああ、嫌なもん思い出しちまった。
俯くおれの頭を銀が撫でる。少し気持ちが落ち着いた。
「天人との戦において鬼神の如き働きをやってのけ、敵はおろか味方からも恐れられた武神、坂田銀時！逆叉迦葉！我らとともに再び天人と戦おうではないか！」
「2人とも、攘夷戦争に参加してたんですか？」
「銀時は戦が終わると共に姿を消したがな。お前の考えることは昔からよくわからん。それに迦葉、お前はあの時死んだと思っていた。生きていたならなぜ会いにこないのだ。」
「俺ァ派手な喧嘩は好きだがな。そういう辛気臭ェのは嫌いなの！」
『おれたちの戦いはもう終わったろ。あの時によ。』
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sakamata(プロフ) - ぴびびさん» 令和のこの時代に銀魂再燃してしまってﾒｿﾒｿ筆を取った次第なんですけどまだ仲間がいて嬉しいですありがとうございます！！ (4月10日 8時) (
レス) id: 17e0808b09 (このIDを非表示/違反報告)
ぴびび - ふおぉぉぉぁぉお泣銀魂男主過疎っていってるので書いていただけて本当に嬉しいです泣神様です泣更新応援させていただきます！！！！！ (4月10日 1時) (レス) @page4 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逆叉 | 作成日時：2024年3月6日 20時
