【M.SSP】HORSEPLAY：MAX【短編集】

【満艦飾とファンファーレ】F ページ6

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「A」

優しい声が、私の名を呼ぶ

応えるように目を開ければ
顔をほころばせて笑う、FBがいた


「おはよう」

初めて見た、柔らかな笑顔に
こんなにも、心が踊ってしまうなんて



「あと少ししたら出番なんだ」
「ごめんね、起こしちゃって」
『ううん、全然いいよ』


『あ、そうだ！』


忙しい時に申し訳ないけど
今、貴方に渡したい物があるの



『これ、プレゼント』


FBに手渡したのは、AUTHENのペンケースだった


「え？オーゼンさん？」
『はは、それ言うと思った！』


黒のレザーに深いゴールドの金具が鈍く光る

FBはそれを嬉しそうに眺めると
満面の笑みを浮かべながらお礼を言ってきた


「めちゃくちゃかっこいい！」
「ありがとう、大切にするよ、A」

『10周年おめでとう、FB』


「A、俺さ」

「FBさーん！そろそろ準備お願いします！」


何かを言いかけたFBだったが、
廊下から聞こえた声によって遮られてしまう


「はーい！今行きまーす！！」

「ごめん、俺そろそろ行かなきゃ」
『うん、モニターで見てるね』


するとFBは少し俯いて、こう言った

「…A」

「Aの隣なら、悪くないというか」
「よきゅ眠れるような気がした」


突然の噛みに2人とも無表情になり
そして火がついたように笑い出す


「今度一緒に、釣りに行こうな」
「弁当も作って欲しいな」

少し強引で、太陽のような笑顔が素敵な
いつも通りの彼に戻ったようだ



『雷平原クリア出来たら考えとくわ』
『いってらっしゃい、FB』


「A！いってきます！」




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最近皆様どうお過ごしですかｳｴ〜ﾌﾞ( 〜・ω・)〜 ))



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