荷造り ページ4
明日の北海道帰りに向けて、私とキヨくんは荷造りをしています。
キ「めっっっちゃ緊張する…………」
「そんな、大丈夫だよー！」
キ「Aはご両親に会うことがどれだけ緊張するか分かってないんだよ！」
「私だってキヨくんのお家にご挨拶に行くんだからわかるよー？」
キ「…なんか、Aの彼氏がこんな安定しない職についてて、
娘さんを巻き込んでやってます、顔バレもしましたとか知られたら、マイナスしかないだろ…」
「お父さんもお母さんも知ってるよ？」
キ「まじで？！」
「うん。………お父さんもお母さんもね？もともとは音楽関係の仕事についてて……
お父さんはバンドやってて、お母さんは歌手を目指してたから、あんまり不安定な職とか生活とかは気にしないと思う…。
これだけ人気があったら不安定なんて思わないだろうしねw」
キ「そうなんだ………それ聞いてちょっと緊張ほぐれたかも…」
ﾋﾟﾛﾝ
「あ、ラインだ」
…………………………………………
お姉ちゃんA明日実家戻るって言ってたよね?
Aうん、キヨくんと一緒に行く予定。どしたの?
お姉ちゃん私もレトルトくんと一緒に行くことになったんだー!
Aお姉ちゃんも彼氏紹介?
お姉ちゃんううん、婚約者紹介
…………………………………………
「えっ？！？！」
キ「どした？」
…………………………………………
Aえ?!プロポーズされたの?!レトさんに?!
…………………………………………
キ「は？！」
「やばくない？w」
…………………………………………
お姉ちゃんそうなのー!だから、明日の飛行機4人連番取っといたから、一緒に行こう!
Aええ…まあ、明日いろいろと質問するからね?!
お姉ちゃんはいはーい。お手柔らかにー
…………………………………………
「ということで……レトさんとお姉ちゃんも一緒らしい……」
キ「てことは…レトさん俺の兄ちゃんになるの？！」
「これからはレトルト義兄さんって呼ばなきゃね」
キ「え、吐く」
「そんなに？w」
キ「そんなに。」
「レトルトお兄ちゃんだなあ…」
キ「なんか嫉妬するわあ」
「でも実際そうだからねー」
キ「結婚式荒らすか…」
「ありあり。」
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作者名：雑食の林檎 x他2人 | 作成日時：2020年12月6日 0時
