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プロローグ ページ1

「私ね、結婚することになったの」

「え、」

今、私の目の前でコーヒーをふーふーして冷ましている女性は、私のお姉ちゃん。
2年ぶりにお姉ちゃんが東京から札幌に戻って来たから、二人で冬の大通を歩きつつお互いの近況を話したり遊んだりスイーツを食べたりした。
突然話したいことがあるって言うから喫茶店に入った。
 "ところで、話したいことって何?"

そう聞いた途端これですよ

「おめでとう…?」

「めっちゃ困惑してるね、A。」

「いや、そりゃあ、まあ、姉ちゃん可愛いから結婚するのはおかしくないんだけどさ、急だよね」
 
「そっかそっか、ごめんね?」

「どんな人なの?相手の人。てかどこで出会ったの?」

「うんとね、会社の上司なんだけど、凄い頼れるし、頭もいいし、とにかくかっこいい。これ絶対運命。」

「写真ないの?見せてよ」

「あるよ〜〜っ…ほれ!」

そこにいたのはかなりのイケメン。身だしなみもちゃんとしていて、周りの人と比べると背も高そう…

「ええいけめんん!会社でってことはドワンゴ…だっけ?そこで出会ったのね」

「そうそう。ニコニコ動画って知ってる?そこの会社。」

「あ〜、聞いたことあるなあ。見たことないけど。私youtube派だし」

「そっかそっか プルルルルル あ、ごめん電話入っちゃった。」

「あ、全然いいよ、いってらっしゃい」

カフェラテを一口、二口。
私はまだ大学生だから、結婚だなんてこと考えたこともなかったし、そもそも彼氏がいない。
泣きたくなってきたなあ

カランカラン

「お、良さげなところだな」

「そうだね〜、あ、あの辺良くない?」

「そうすっか〜」

入ってきたのは二人の男性。
一人はマスクをしていて、髪が赤い。
もう一人は黒髪だけど同じくマスクをしてる。
外寒いもんね、北海道の冬、マスク最強だから。私はしないけど。

黒髪さんと赤髪さんはこっちへ歩いて来る

ふと、赤髪さんと目があった。

彼の瞳は深い茶色で、吸い込まれそうだった。

顔が火照って、体の温度があがるのがわかった。
反射的に目をそらしたが、もうこの感情からは逃れられないんだと本能で感じた。

「あれ、お前顔赤くね?」

「うっせー」


「ごめんごめん、彼氏から電話入っちゃってってあれ…?」

「何…?」

「A、顔真っ赤っか!なんかあった?」

「な、なにも無いよ」




それが、私達の出会い。
ここから、物語が始まる

多分、運命→



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作品ジャンル:恋愛
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雑食の林檎(プロフ) - *〜ゆら〜*さん» コメントありがとうございます!!ゆらさんのお陰で頑張れます!!これからもよろしくお願いします (2020年8月30日 2時) (レス) id: 0a1352cbdd (このIDを非表示/違反報告)
*〜ゆら〜* - 面白いより自分がその気になります。頑張ってください…!! (2020年8月30日 0時) (レス) id: 7c4adda471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雑食の林檎 | 作成日時:2020年8月16日 13時

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