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シャオロン君は王子様系のイケメンで、隠れファンも多いと言われている。
そのシャオロン君が、私のことを"美人さん"と…！
ut「…本当、かわええよな。」
sy「それな。」
とうとう鬱まで言い出した。
う、うわああああああっっ、なんだ、2人とも私が起きているとわかってやってんのか、褒め殺しにするつもりなのか⁉
これ以上2人の話を聞いているのも恥ずかしく、けど、本気で話しているのかも分からないので、起きたふりをして様子を見ることにした。
side 鬱
Aちゃんが「ん…。」と少し声を発したので、慌てて声をひそめる。
聞かれた?
とりあえずAちゃんは起きてしまった模様。
僕は、シャオちゃんの方を向いてにやっ、と笑ってからAちゃんに話しかけた。
ut「ごめんな、起こしてしもた?
おはよう、Aちゃん。まだ寝ててもええんやで？」
『うつ…？おはよ。
んー、よく寝たし、もう起きるよ。今何時?あ、シャオロン君もいる。おはよ。』
ut「今は、1時50分やな。」
シャオちゃんが入る隙を作らず話す。
悪いけど、Aちゃんは渡せへんのよ。
『1時50分⁉授業時間じゃん二人共！ごめん！』と慌てているAちゃんは、どうやら、ほんまに申し訳なく思っとるらしい。
なんて健気な。
ut「そんな気にせんで。俺らサボりたかっただけやからw」
シャオちゃんと目を合わせる。Aちゃんに見えないよう、口の方端をあげて。
やば、俺煽りスキル上がりすぎじゃね?なんて余裕ぶっていたら。
sy「あ、あのさ！」
不人気がしゃべりだす。
sy「勝手に運んじゃって、ごめん‼…迷惑、でしたか…?」
自分が運びましたアピールか？
あと、そんな言い方、全然！以外の答え持たせへんやつやんけ。あざといわぁ。
『迷惑だった…って言ったらどうするの?』
sy「えっと、な、何か奢ります！」
はー、まじ天使。
そのイタズラに笑う顔を僕に向けてほしい。
僕だけのものにしたい。
Aちゃんは続ける。
『ならばシャオロン君、私の頼みを3つ聞いてくれたら許してあげよう！
まず1つ目。敬語は外してください。
2つ目。生徒会の仕事はちゃんとやる！
最後に、これからも私と仲良くしてください。
…以上3つでどう?』
…これは、やられてしもたなぁ。
シャオロンにじゃなくてAちゃんに。
sy「よ、よろしく！えーと、A！」
『ん、よろしく、シャオロン。』
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あんです - ウン 一回読んだけど、もう一回読みたくなる。 (2021年7月28日 15時) (
レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - あ、あと100000hit達成しました！皆さん本当にありがとうございます！ (2018年9月17日 17時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - おっけ？続編行けるようになってますかね。 (2018年9月17日 17時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 姫鶴さん» コメントありがとうございます！作者のミスで続編が表示されなくなってました…この作品を見ている人にオススメの欄でもっと見るを押していただくと続編出てきます…。うーん、なんとかします。よろしければご覧ください！ (2018年9月17日 6時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
姫鶴(プロフ) - キベがコテンパンにされるシーンが気になるぅ！更新頑張ってください! (2018年9月17日 2時) (レス) id: 2e70da2045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑食 | 作成日時：2018年8月3日 13時
