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『じゃあコネシマ君は映画とか、何のジャンルが好き？』
kn「？まぁ、SFとかは好きやで！」
好きなものとなると急に饒舌になるコネシマ君。
彼の話術が巧みなのか、飽きずに長い時間聞いていた。
kn「特にあのシーンは面白かったわ、何回も見たから表現できるで！」
特に某映画星ウォーズの話題は盛り上がっていた。
私は話をするより聞く方が好き、というか人が熱く語っているのを見るのが好きなので、楽しい時間だった。
『うん、それだけ聞ければ問題ない。ちゃんと好きなものがあるようだし、それならセリフもそんなに難しくないよ。』
ひと段落ついたところでそう言うと、コネシマ君はあからさまに本当か？という顔をした。
あまりにもわかりやすい態度が面白い。
kn「恋愛モノってセリフ臭ない？あれが無理。」
『あー…コネシマ君、台本一切読んでないね？』
kn「なぜバレたし。」
『うーん、読んで見ればわかるよ。普通に入りこめるように役が割り振られてるからさ。要するにコネシマ君らしい役だから。』
kn「…そうか？まぁ、おまえが言うんなら読んでみるわ！いやぁ、こんなに気持ちよく話せたの久しぶりやで、ありがとうな、A！」
『どういたしまして。じゃ、今日はこれで解散。宿題は台本を読んで好きな場面を見つけてくること。忘れないようにね。』
kn「おう！」
side コネシマ
家に帰ってからだと、Aと約束したのを忘れてしまいそうだから、授業中に読んだ。
予習してあるところやから大丈夫やで、日本史は得意教科やし。
読んでみると、あいつの言う通りそんなにくっさいセリフはなかったし、あったとしても大体がグルッペンとかオスマン、大先生、エーミールに当てられていた。
で、今は放課後。
生徒会室に行くと、もうAはいた。
今日キベは休みやから、大先生もAをすんなり誘えたのだろう。
kn「AA ！読んだんやけどさ、意外といけそうやわ！明日好きな場面話すわ。」
『すごいな！てかはっや…さては授業中読んだな？熱心なのは嬉しいけどな！』
報告すれば、嬉しそうに笑って一番最初に褒めてくれる。
それが嬉しくて、もっと褒めてほしくて、俺は昼休みの練習が、宿題提出の時間が待ち遠しくなった。
＊＊＊
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あと、かなり遅くなってしまいましたがコメントもらいました、ありがとうございます！
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あんです - ウン 一回読んだけど、もう一回読みたくなる。 (2021年7月28日 15時) (
レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - あ、あと100000hit達成しました！皆さん本当にありがとうございます！ (2018年9月17日 17時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - おっけ？続編行けるようになってますかね。 (2018年9月17日 17時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 姫鶴さん» コメントありがとうございます！作者のミスで続編が表示されなくなってました…この作品を見ている人にオススメの欄でもっと見るを押していただくと続編出てきます…。うーん、なんとかします。よろしければご覧ください！ (2018年9月17日 6時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
姫鶴(プロフ) - キベがコテンパンにされるシーンが気になるぅ！更新頑張ってください! (2018年9月17日 2時) (レス) id: 2e70da2045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑食 | 作成日時：2018年8月3日 13時
