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gr「耳、か。数少ないAの弱点だ。覚えておこう。」
『生徒会長、私帰りますよ…？』
彼女の反応が可愛らしくてつい苛めてしまった。
手で耳をおさえ真っ赤になって怒る彼女に、構いたくなってしまう。
けれど、帰られると困るので、今日はこれでやめておこう。
一つ注文はするが。
gr「む…グルッペンだ。」
『はいはい。』
…どうやらお預けらしい。
ぐぅ…苛めたのが悪かったか？
と地味に落ち込んでいると。
『…ゾムから教わった護身術、誤って使わせないでね、グルッペン。』
gr「！…それは怖いな。」
ふふん。にやける。
名前を呼ばれただけでこうも嬉しいとはな…。
大先生、やはりお前にこいつを渡すわけにはいかないゾ。
俺の隣にずっと置いておきたいと思った女は、Aが初めてだったりするんだゾ。
譲ってやれるものか。
side A
tn「第一回文化祭企画会議ー！」
kn「fooooo！」
すごく高いテンションで始まった企画会議。
生徒会役員12人プラス私で、参加者13名。
私の席は、右隣にキベ、左隣が鬱、向かいがマンちゃんになっている。
進行はトントン君。ホワイトボードに書きながら進める。
tn「えー、去年はロボロの提案でバンドをやりましたが、盛り上がった多数の生徒が発狂する事件が起きたので、今年は違うものにしましょう。」
…そんなことが…まぁ生徒会の人気すごいもんね… 。
ちなみに去年は私は不参加。ちょうど大会と重なってちゃったんだよね。
何の大会って、ルービックキューブ全国大会。
優勝は逃したけど、惜しかったなぁ…。
あと、キベの誘いを初めて断ったっけ。
ちょっとご機嫌は損ねちゃったけど、全国大会と聞いて驚いてたな。
kn「まずありきたりなの出していけばいいんじゃね?」
sy「ダンスとか?」
tn「あと先代がやったことがあるのは…なんや、クイズ大会とか?」
あ〜、とみんな納得した模様。
んー、無難なのでしょ？
『劇とか…？』
またまた、あ〜、と声が上がる。
劇なら… グルッペンとキベを引き合わせられる？
ちらっとキベを見れば、彼女の脳内ではもう劇が完成している様。
では、企画が劇になるようにサポートするか。
tn「あー、他あんま出ないみたいやし、この中から決める?」
ut「ええんとちゃう？」
os「さんせーい。」
まず、劇のいい点と他の案のマイナス面は。
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あんです - ウン 一回読んだけど、もう一回読みたくなる。 (2021年7月28日 15時) (
レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - あ、あと100000hit達成しました！皆さん本当にありがとうございます！ (2018年9月17日 17時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - おっけ？続編行けるようになってますかね。 (2018年9月17日 17時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 姫鶴さん» コメントありがとうございます！作者のミスで続編が表示されなくなってました…この作品を見ている人にオススメの欄でもっと見るを押していただくと続編出てきます…。うーん、なんとかします。よろしければご覧ください！ (2018年9月17日 6時) (レス) id: c9d67ce0c2 (このIDを非表示/違反報告)
姫鶴(プロフ) - キベがコテンパンにされるシーンが気になるぅ！更新頑張ってください! (2018年9月17日 2時) (レス) id: 2e70da2045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑食 | 作成日時：2018年8月3日 13時
